冷えの原因は意外なあの部位?【指先が一瞬でぽかぽか】血の通り道を開く指先ケア
急に冷え込むと、指先だけ氷のように冷たくなることはありませんか? 実は、気温だけでなく自律神経の乱れやストレスでも、手は簡単に冷えてしまいます。 手をこすってもすぐ冷たさが戻る人は、体の“巡り”が滞っているのかもしれません。 今日は、手を直接温めるよりも効果的な“指先ぽかぽかケア”をご紹介します。
手の冷えの本当の原因とは?
手の冷えは、末端の血管がギュッと縮まり、血液が流れにくくなることで起こります。寒さを感知した脳は体温を守るために血管を収縮させ、体の中心の温度を保とうとします。その結果、手先や足先といった末端へは血液が届きにくくなってしまうのです。
さらに、自律神経の乱れも見逃せません。自律神経は血管の拡張・収縮をコントロールしているため、疲れ・ストレス・寝不足が続くと末端まで血液が巡りにくくなります。「手だけが冷たい」という場合も、巡りのバランスが乱れている可能性があるのです。
カギは“腋窩動脈”!鎖骨と脇をゆるめよう
ここまで読むと「冷えは仕方ない」と思いがちですが、実は改善のポイントがあります。それは、体幹から手へ向かう“血の通り道”をひらくこと。
手に向かう太い血管は胸から脇の下を通って腕へと続き、その中でも鎖骨下〜脇を走るのが腋窩動脈(えきかどうみゃく)です。スマホや家事など、腕を前に出す姿勢が続く現代では、この周辺がこり固まりやすく、血流を妨げる原因になります。つまり、まず鎖骨と脇をゆるめて血の通り道をスムーズにすることが、指先ぽかぽかへの近道。さらに胸まわりがゆるむことで自律神経も整いやすくなり、全身の巡りにも良い影響があります。
ほんの1分でも自分をケアする時間をつくるだけで、ふわっと体がゆるみ、温まりやすい身体へと変化していきますよ。
今すぐできる!指先ぽかぽかケアのやり方
①手首反らしバンザイ
・左手の親指を右の鎖骨下、残り4本の指を右脇に添えて軽く圧をかける
・右手の手首を気持ちよく反らせ、そのまま腕をバンザイ
・手の平で空を押し上げるようにして、数呼吸キープ
②グー・パー運動
・左手の位置はそのまま、右手だけ前にならえ
・右手を大きくグー・パー(20回ていど)
左手をそえたまま動かすことで、脇の下〜腕にかけての通り道がふんわりとゆるみ、腋窩動脈まわりの血流がスムーズになります。
両手合わせて1分でできるので、朝の目覚め前・寝る前・冷えが気になる時にいつでもどうぞ。続けるほど、指先まで巡りやすい体に変わっていきます。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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