足先の冷え、むくみのある人の多くは反り腰が原因かも?末端冷え性根本改善法は「骨盤をゆらすだけ」
靴下を重ね履きしてもつま先がキーンと冷える…。そんな“末端冷え性”に悩む人の多くが、実は気づかないうちに「反り腰」になっています。反り腰は姿勢のクセのひとつですが、足の冷え・むくみをつくる大きな要因にも。この記事では、反り腰と冷えの関係、そして今日からできる骨盤セルフケアをご紹介します。
なぜ反り腰だと足が冷えるの?
一般的に言われる反り腰は、骨盤が前に傾きすぎている状態のことを指し、その影響で鼠径(そけい)部が軽く折れたような姿勢になります。
この鼠径部には、下半身の“メインルート”である大腿動脈と大腿静脈が通っています。
骨盤が前に傾きすぎていると、この太い血管が常に圧迫されやすくなり、次のようなことが起こります。
・足先に血液が届きにくくなる(=末端の冷え)
・老廃物の戻りが悪くなる(=むくみやすい)
つまり、靴下やカイロで温めてもすぐ冷えてしまう“頑固な冷え”ほど、実は「姿勢」に原因があることが少なくありません。
末端の冷えを根本改善するには?
足を温める方法はたくさんありますが、根本的に変えたいなら、まずは骨盤の位置をリセットすることが大切です。
前傾にも後傾にも偏らない、自然で働きやすい角度を「骨盤のニュートラル」といいます。この位置に戻ることで、
・鼠径部の圧迫がふっと和らぐ
・大腿動脈・静脈の流れがスムーズになる
・下半身の血流が改善し、足先まで温かさが届きやすくなる
といった変化が期待できます。
でも難しいことをしなくて大丈夫。骨盤をゆらゆら動かすだけで、体がニュートラルを思い出していきます。さらに、骨盤まわりの血行が良くなることで体幹が温まり、その熱が末端へ届きやすくなりますよ。
骨盤ゆらゆらセルフケア
① 骨盤の「前後ゆらゆら」ワーク
1) 椅子に浅めに座り、脚は骨盤幅に開いて腰に手を当てる
2) 骨盤を前後にゆらゆら揺らし、腰を丸める(骨盤を後傾)×腰を伸ばす(骨盤ニュートラル方向へ)動きを繰り返す
② 坐骨で位置を確認するワーク
1) お尻の下に手を差し込み、左右の「坐骨」を触る
2) ①と同じように、丸める・戻す を繰り返す。坐骨が一番シャープに手に当たるところがニュートラル
●ポイント
腰を伸ばすときにお腹の力が抜けて、骨盤を反りすぎないように注意します。「行きすぎ」を感じたら一度戻してください。
①のワークで骨盤を動かすことに慣れるとともに骨盤まわりを温め、②のワークで坐骨が手にどのように当たるのかに意識を集中させて、ニュートラルを体に覚えこませましょう。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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