疲れが抜けないのは自律神経の乱れが原因?【足を上げて寝るだけ】疲労回復&リラックスエクササイズ

疲れが抜けないのは自律神経の乱れが原因?【足を上げて寝るだけ】疲労回復&リラックスエクササイズ
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須藤玲子
須藤玲子
2025-10-20

「最近、なんとなく疲れが取れない」「寝てもスッキリしない」そんな不調を感じていませんか?秋は、寒暖差や気圧の変化により、自律神経が乱れやすい季節。体も心も「オン」のままだと、うまく休息モードに切り替えられず、疲れをため込みやすくなります。今回は、寝たまま足を上げるだけ!1日の終わりに取り入れたい、疲れをリリースする簡単ヨガポーズをご紹介します。

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疲れが取れないのは「自律神経の乱れ」が原因かも

自律神経は、活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経から成り立っています。ところが、気温差や心身のストレス、睡眠不足などでこのバランスが崩れると、体は常に緊張モードのままに。その結果、血流が滞り、肩こりやだるさ、頭の重さ、眠りの浅さなど、さまざまな不調につながります。

自律神経を整えるためには、まず体の巡りをよくすることがポイント。特に、下半身にたまりやすい血液を上半身に戻してあげると、全身の循環が整い、心身が自然と落ち着いていきます。

全身の巡りを促進したければ足を上げるだけ!

疲れを取るには体内の巡りを整えることが大切です。血液やリンパの流れが滞らないように、巡りの良い体を保つ必要があります。そこでおすすめなのが、重力に逆らうように足を上げる姿勢。ただ足を上げるだけでも、次のような嬉しい効果が期待できます。

全身の血流とリンパの巡りを改善

下半身に滞りがちな血液やリンパの流れを促進。むくみや冷えの改善に役立ち、全身の軽さを実感。

副交感神経が優位になりリラックス

心臓への血流がスムーズになることで、呼吸が落ち着き、副交感神経が優位に。心身の緊張がほどけて、自然と呼吸が深まりリラックスへ。

脳の疲れ・頭の重だるさをリセット

頭に溜まりがちな血流を穏やかに整え、思考の疲れや眼精疲労の軽減にも効果的。

足を上げて寝るだけ!一日の疲れを手放す疲労回復&リラックスエクササイズ

今回紹介するのは、ヨガポーズ「シャヴァーサナ」をアレンジしたものです。椅子に足を上げて行うことでリラックスできることに加え、疲れが取れない原因に直結する下半身のむくみやだるさの解消にも効果的です。

<やり方>

1)椅子の前に横向きで寝る

椅子の前で両膝を曲げ、横向きで寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

2)両膝を曲げ、お腹を内側に引き入れて背骨を長く伸ばす姿勢(チャイルドポーズ)で呼吸を整える

椅子に両脚を乗せて行うシャヴァ
Photo by Reiko Sudo

3)体を仰向けにしながら、両脚を椅子の座面に乗せ、両腕を体の横に伸ばし、手のひらを天井に向けてやさしく目を閉じる。3〜5分体勢をキープし、背中が床に沈み、脚の重さが抜けていくのを感じましょう 

両脚を壁に上げて行うシャヴァーサナ
Photo by Reiko Sudo

下半身のむくみが気になる場合は、壁に足を上げ、深い呼吸を続けます。忙しい日こそ、夜の足上げエクササイズをやって、頑張った自分をいたわってあげてくださいね。

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椅子の前で両膝を曲げ、横向きで寝た体勢
椅子に両脚を乗せて行うシャヴァ
両脚を壁に上げて行うシャヴァーサナ