脚のだるさ、マッサージだけじゃNG。だるさ根本解決のカギ→ふくらはぎを"動かす"5分のルーティン
脚のだるさやむくみを“マッサージ頼り”にしていませんか?実は、筋肉を動かさない限り、根本的な改善は難しいのです。「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎを“動かす5分”が、脚の巡りを整え、疲れを翌日に持ち越さないカギ。寝る前にできる、理想のセルフケアを紹介します。
流すだけでは足りない。“第二の心臓”は動かしてこそ巡る
マッサージで流す vs 動かして流す、効果の違い。
1日の終わり、重く感じるふくらはぎを「マッサージで流せばOK」と思っていませんか?
確かにマッサージは一時的に血流を促しますが、それだけでは根本的な解消にはつながりません。
ふくらはぎは、“第二の心臓”とも呼ばれるほど、全身の血液を押し上げる大切なポンプ。
そのポンプ機能を働かせるには、「筋肉を動かすこと」が欠かせないのです。
動かすことで筋肉がポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、滞った血流やリンパが自然に流れ出します。
一方、マッサージだけに頼ると、外側を刺激しても“内側のポンプ”は眠ったまま。
根本の巡りが回復しないため、だるさやむくみが再発してしまいます。
大切なのは、「ほぐす」→「動かす」→「伸ばす」の3ステップ。
筋肉をやわらげ、ポンプを起動し、血流を促すことで、翌朝の足は驚くほど軽やかに。
“流すケア”から“動かすケア”へ。
5分の夜習慣が、明日のコンディションを変えます。
脚のだるさを解決する「ほぐす」→「動かす」→「伸ばす」の3ステップ
STEP1.壁脚リセットで巡りを戻す。“脚上げ5分”で足だるスッキリ
壁に脚を預けるだけ。むくみ・冷え・だるさを寝る前5分でリセット!
<やり方>
1)壁の近くにマットを敷き、仰向けになります。
2)お尻を壁に軽く近づけ、脚を壁に沿わせてまっすぐ上に伸ばします。
3)腕は体の横、手のひらを上にしてリラックス。
4)目を閉じて、ゆっくりと呼吸を繰り返します(3〜5分)。
ポイント:
ふくらはぎに溜まった老廃物や血液が重力で心臓方向へ流れ、下半身の巡りが整います。
冷えやむくみ、足のだるさが気になる夜におすすめです。
STEP2.ふくらはぎを“動かす”ポンプ運動。かかとアップで巡りスイッチON!
かかとを持ち上げて、ふくらはぎのポンプ機能を起動。血流をぐんぐん巡らせよう。
<やり方>
1)脚を前後に大きく開き、前脚の膝を曲げ、後脚はかかとを持ち上げて立ちます。
2)両手は腰に添え、体幹を引き上げながら背筋を伸ばします。
3)息を吐きながら、後ろ足のかかとをゆっくり上下に10回動かします。
4)足を入れ替えて、反対側も同様に行いましょう。
ポイント:
ふくらはぎの筋肉を「動かす」ことで、血液やリンパの流れが活性化。
冷え・むくみ・だるさの“根本原因”にアプローチします。
呼吸を止めず、軽く弾むようにリズミカルに行うのがコツ。
STEP3.ふくらはぎ〜太もも裏を“のばす”。滞りを流しきる締めストレッチ
脚の裏側をじっくり伸ばして、めぐりを整え、軽やかな脚で一日を締めくくろう。
<やり方>
1)両脚を肩幅の2倍ほどに開き、足先は平行に。
2)息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら上体を前に倒します。
3)両手で足首をつかみ、頭頂を床のほうへ近づけましょう。
4)ふくらはぎ〜太もも裏に心地よい伸びを感じながら、ゆったり5呼吸。
ポイント:
前屈で脚の裏側全体が伸びると、筋肉の緊張がゆるみ、滞っていた血液やリンパがスムーズに流れ出します。
特に、デスクワークや立ち仕事の後の「だる重脚」に効果的。
無理に頭を床に近づけるより、背中をまっすぐ保ちながら呼吸を深めることを意識して。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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