【40代の疲労回復】しっかり眠れてスッキリ起きれる〈睡眠の質UP〉寝る前2分・体側ストレッチ
右肩にバッグをかけている時、体の右側の筋肉が使われていると思われがちですが、実際は反対側の体側部分に負担がかかっています。体側の筋肉が凝り固まると、肩こりや腰痛・姿勢の崩れ・内臓機能の低下、さらには呼吸が浅くなって心身ともに緊張状態が続くことも。そこで今回は、寝る前の2分でできる体側ストレッチをご紹介します。
いつも同じ肩でバッグをかけていませんか?
気が付けばいつも同じ肩でバッグを担いでいるという人は、多いのではないでしょうか。実はこの時の体は、バッグとは反対側の体側(脇の下~脇腹あたりまでの体の側面・胴体部分)の筋肉で引っ張ることでバランスを取っています。そのため、右肩でバッグを持つ人は左体側、左肩でバッグを持つ人は右体側の体側の筋肉を凝り固まってしまいます。
体側は主に、体をひねったり丸めたりする時に使われるのですが、普段の生活ではあまりしない動きであることから、筋肉が十分に使われず硬くなりがちです。先にお伝えしたバッグの持ち方に加えて、私たちが無意識のうちにしてしまいがちな前かがみの姿勢の時も体側は縮んだまま筋肉が使われにくく、年齢を重ねることで筋肉が衰える可能性も考えられます。
体側の硬さが引き起こす不調
体側の硬さをセルフチェックする方法があります。まず、椅子に浅く座ったら上半身を右にねじり、右ひじが背もたれの左端につくかどうかを見ます(反対側も同様にチェックします)。もしつかなかった場合は、体側が硬くなっている可能性があります。
では、体側が硬いとどうなるのかというと、肩こりや腰痛、姿勢の崩れ、内臓機能の低下、さらには呼吸が浅くなって心身ともに緊張状態が続くといった不調の原因になることが考えられます。特に最後の緊張状態というのは、睡眠の質を低下させ、疲労回復を妨げる原因にもなります。
そこで取り入れたいのが、体側のストレッチです。胸を開きやすくなるため、呼吸を深めて自律神経のバランスを整える効果が期待できます。また、体側のストレッチで動かす背骨は、自律神経の通り道でもあります。背骨周辺の筋肉が緩むことで、自律神経の機能を向上させる効果にも期待できるので、寝る前にリラックスしたい時は深い呼吸と合わせてストレッチを行うと良いでしょう。
【寝る前2分】リラックス&快眠のための体側ストレッチ
ここからは、ベッドの上でできるリラックス&快眠のための体側ストレッチをご紹介します。体側の筋肉をほぐして、睡眠の質UPを目指しましょう!
<やり方>
1)あぐらで座り、手でお尻のお肉を広げて、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せて腰を起こす
2)フェイスタオルの両端を手で持ったら、腕を天井方向に持ち上げる。ひじは伸ばし、腕は耳の横のラインをキープ
3)息を吐きながら上体を右に倒す。タオルの端を引っ張り合いながら、右腕が下、左腕が上にくるように側屈をする。お尻の左側で床を踏み直すと、左体側がより伸びやすくなります
4)息を吸いながら上体を起こし、息を吐きながら上体を左に倒す。今度はお尻の右側で床を踏み直し、右の体側を心地良くストレッチしましょう
体側のストレッチは上半身を横に倒すだけでも伸びを感じられますが、下半身にも意識を向けてしっかり安定させることで、より心地良い伸びを感じられるようになるので、ぜひ意識してみてください。
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