【40~50代特有の疲労回復に】心の緊張が現れる「肩甲骨」をストレッチ!部位別・効果的なやり方
40~50代は、今までの自分とこれからの自分の狭間で葛藤や不安を抱え、心が緊張したり不安定になったりしやすい年代だといわれています。またこの心の緊張が長く続くにつれて、体では「肩甲骨」周辺の筋肉が影響を受け、さらにはそれが睡眠不足や睡眠の質の低下を引き起こすことも考えられます。そこで今回は、肩甲骨周辺の硬さセルフチェック~筋肉の凝り固まりをほぐすストレッチのやり方をご紹介! なかなか和らぐことのない緊張が続いている―と、いう人はぜひ参考にしてみてくださいね。
大人世代が抱えるなかなか和らぐことのない心の緊張は、「肩甲骨」周辺に現われる
一般的に40~50代は、人生のキャリアや家族との関係、親の介護問題、自身の健康状態・容姿の変化など、今までの自分とこれからの自分の狭間で葛藤を抱えやすくなる年代だといわれています。ここ数年では「ミッドライフクライシス(中年の危機)」や「大人が迎える第二の思春期」という言葉も浸透してきたことから、“もしかして、これが…?”と感じている人も少なくないかもしれません。
ミッドライフクライシスは、性別を問わず誰にでも訪れる可能性があるとされていますが、女性の場合、女性ホルモンの急激な減少をともなう時期でもあることから、まさに人生の大転換期といっても過言ではないでしょう。心の揺らぎや緊張を感じることが増えた―と、いう人は多いのではないでしょうか。
そしてこのような心の緊張は、体にもさまざまな影響を与えます。
それが顕著に現われるといわれているパーツが、肩甲骨周辺です。肩甲骨は肩関節の一部で、基本的には肩や腕の自由な動きを促す働きがあります。よく使われるパーツであるだけにもともと筋肉が凝りやすいのですが、ストレスや緊張を感じる場面では、首、肩、背中が力んで強張っていることもあるでしょう。
肩甲骨の硬さ:セルフチェック
自分の肩甲骨が凝り固まっているかをチェックする方法です。
背中側で手のひらを合わせて合掌した時に、指先が左右の肩甲骨のあいだまで持ち上がらない場合は肩甲骨周辺の筋肉が硬くなっているひとつの目安になります。
肩甲骨周辺は、手が届きにくくケアが不十分になりがちな場所です。強張ったままのガチガチ肩甲骨で過ごしていると、交感神経が優位になってスムーズな入眠が困難になるうえに、筋肉の凝りが睡眠時の不快感を引き起こして睡眠の質を低下させることも考えられます。
そこで今回は、寝る前の5分でできる肩甲骨ストレッチをおこなっていきます。
【寝る前5分】快眠ストレッチ・肩甲骨編
<やり方>
1)あぐらで座る。手でお尻のお肉を広げて左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、腰を起こす。
腕を肩の高さに持ち上げたら、手の指を組む。
2)骨盤を後傾させて、背中を丸める。手は前、肩甲骨はうしろにグーッと引っ張り合う。左右の肩甲骨のあいだを広げて丁寧に呼吸を送りながら、肩甲骨・中央部分のストレッチ<回数:5呼吸~>
3) 手と肩甲骨を前後に引っ張り合ったまま、上体を左右にゆっくり揺らす。肩甲骨のキワのストレッチ<回数:5~10回>
4)手と肩甲骨を前後に引っ張り合ったまま、床方向にゆっくり下げる。肩甲骨・上部のストレッチ<回数:5呼吸~>
5)手と肩甲骨を前後に引っ張り合ったまま、天井方向にゆっくり上げる。肩甲骨・下部のストレッチ<回数:5呼吸~>
凝りを感じる部分や心地良さを感じる部分は、キープ時間・回数を適度に変えてもOK。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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