更年期世代の「何だか疲れる...」→原因は肩甲骨まわりの硬さ?肩甲骨から始める"疲れない"体作り


年齢とともに感じやすくなる筋力の低下や疲れやすさ。その原因のひとつに、肩甲骨まわりの筋力低下やこわばりが関係していることもあります。腕の上がりづらさが気になっていたら、今回ご紹介するストレッチをぜひ試してみてください。
疲れやすさの原因は肩甲骨にも?
「最近、ちょっと動いただけで疲れる」「筋力が落ちてきた気がする」そんな変化を感じていませんか? 更年期は女性ホルモンの影響で筋肉量が減りやすく、疲れやすさや不調を感じやすい時期です。さらに運動不足が続くと、筋力の低下がますます進みやすくなります。そんな中、「腕が上がりにくい」「背中が丸くなってきた」と感じているなら、その疲れや不調は肩甲骨まわりの硬さや、筋力の衰えとも関係しているかもしれません。

肩甲骨は、腕や背中の動き、そして姿勢の要となる大切な部分です。そのため、まわりの筋肉がこわばったり衰えたりすると、腕の動きが制限され、背中や首に負担がかかって姿勢が崩れやすくなります。その結果、ちょっとした動作でも疲れやすくなってしまいます。
筋トレの前に「動かしやすい体づくり」を
筋力を取り戻そうと、いきなり筋トレを始めるのはちょっとハードルが高く感じるかもしれません。特に体がこわばっている状態では、思うように動けず、かえって疲れてしまいますよね。
そこでまず大切なのが「動かしやすい体」をつくること。肩甲骨を含む上半身の可動域を広げることで、体が自然と動きやすくなります。肩甲骨の動きが良くなると、血流が良くなって、背中や腕、体幹の筋肉もスムーズに使われやすくなります。日常のちょっとした動作でも効率よく筋肉を使えるようになることで、結果的に筋力低下の予防にもつながります。早速、肩甲骨まわりをやさしくほぐしていきましょう。
肩甲骨まわりをやさしくほぐす「イーグルアーム」
ワシのポーズの腕の動き「イーグルアーム」は肩甲骨まわりのほぐしに効果的です。
<やり方>

1)両腕を前に伸ばして右腕を上、左腕を下にして交差する。

2)そのまま肘を曲げて、手の甲同士、または手首を交差して手のひら同士を合わせる。

3)肘をできるだけ肩の高さまで持ち上げ、指先を上に向ける。肩甲骨まわりがほぐれて広がるのを意識しながら、ゆったり呼吸を続ける。
4)終わったら左腕を上、右腕を下に交差して同じように行う。
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