呼吸が深まれば肩はもっとラクになる!就寝前に胸を開いて辛い肩を緩める姿勢改善ストレッチ
マッサージしても湿布を貼っても良くならない、慢性的な肩こり。常に痛みや違和感に悩んでいる方はいませんか?その悩みは姿勢不良から起こる浅い呼吸が関係しているかもしれません。そこで今回は上半身をゆるめて深い呼吸を取り戻すストレッチをご紹介します。
肩こりの原因は、猫背&巻き肩
日本人の8割が悩んでいると言われる肩こり。肩こりの原因はさまざま考えられますが、猫背や巻き肩も原因の一つです。スマホやパソコンを長時間使うという現代人の生活スタイルが猫背や巻き肩に深く関係しているので、肩凝りに悩んでいる方は日頃の姿勢を意識する必要があります。
長時間スマホやパソコンを使うことで頭が前に出て、肩が内側に入り込み、胸が閉じた状態になります。この姿勢が続くことで、身体の前面(胸や肩)の筋肉は縮み、背面(肩甲骨まわりや背筋)は引き伸ばされて弱っていきます。また、運動不足や加齢による姿勢を保持するための筋力低下、ストレスによる無意識な緊張なども姿勢を崩す原因になります。
姿勢が崩れると呼吸が浅くなる
猫背や巻き肩の姿勢では、背中や肩が緊張して胸まわりが縮こまってしまい、自然と呼吸が浅くなります。深い呼吸には肋骨や背骨のしなやかな動きが必要ですが、悪い姿勢が続くとその動きが制限されてしまいます。呼吸が浅くなると酸素が全身に届きにくくなり、肩や首の筋肉の血流が悪化し、慢性的な肩こりにつながるのです。
そして、姿勢不良になり浅い呼吸になると、首肩や背中の痛みや違和感を感じるようになるだけではなく、以下に挙げるようなさまざまな不調を引き起こします。
● 頭痛
● 集中力の低下
● 自律神経の乱れによるイライラや不眠
● 疲れやすさやだるさ
● 内臓の位置が下がり、消化不良・便秘・胃の不調
呼吸の浅さは自律神経のバランスを乱し、緊張や不安感も引き起こしやすくなります。これらのことから、肩こりは単なる筋肉の問題ではなく、心の状態とも深く関わっていて、全身の不調の入口になることもあります。まさに、姿勢は単なる見た目ではなく、体と心の健康の土台と言えるでしょう。
上半身をゆるめて深い呼吸を取り戻すストレッチ
肩こりだからといって肩だけをほぐすよりも、まずはガチガチにこわばった背中や胸をゆるめて、呼吸が通るスペースをつくることが大切です。縮こまった胸を広げることで、呼吸が自然と深くなります。呼吸が深くなると肩の緊張もゆるみ肩こり改善につながります。
そこで今回は、胸を開いて深い呼吸で肩を緩めるストレッチをご紹介します。1日では劇的に変わらなくても、数日続けるうちに「肩が軽くなった」「呼吸が深くなった」と感じられるはず。肩こりの改善は、毎日就寝前に、姿勢と呼吸を整えることからから始めてみましょう。
<やり方>
1)四つん這いの姿勢になり、肘をつき、手を合わせる
2)息を吸いながら背中を伸ばし、息を吐きながらお尻を後ろに引く。手は頭の後ろへ回す
3)背中を寄せて胸を開き、脇の下の伸びを感じながらゆっくりと5呼吸キープする
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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