「いつも肩が痛すぎる…」ガチガチ肩こりがさらに悪化する前にやって欲しい【肩リセットストレッチ】

「いつも肩が痛すぎる…」ガチガチ肩こりがさらに悪化する前にやって欲しい【肩リセットストレッチ】
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Masako Janeway
Masako Janeway
2025-05-31

なかなか解消しないしつこい肩のこりを放置してしまっている方も多いかと思いますが、今回は「肩のこりを放置しないほうがいい理由」と肩まわりのこりをほぐすお勧めのストレッチをご紹介します。

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肩こりを放置しない方がいい理由

慢性的な肩こりに悩まされつつも、なかなか解消しないことから肩まわりの不快感を抱えたまま解消することを諦めてしまっている方も多いと思います。しかし、我慢できるからと言って肩こりを放置してしまうと更なる体の不具合に発展してしまう可能性があることをご存知ですか?  

肩こり背中こりイメージ
イラストAC

肩まわりの筋肉が頭皮の神経を圧迫

わたしたちの頭皮の後頭部には、後頭神経、小後頭神経、大耳介神経という3つの神経がありますが、それらの神経は肩まわりでコリが最も起こりやすい場所である僧帽筋胸鎖乳突筋などの筋肉の間から頭皮に向かって分布しています。そのため、肩こりを放置したり悪化させてしまうと、それら3つの神経が筋肉のコリや癒着により圧迫されてしまい、頭痛(後頭神経痛)を引き起こす可能性が高まるのです。

後頭神経痛とは後頭部あたりがズキズキと鋭い痛みが生じる神経痛のひとつです。

僧帽筋と胸鎖乳突筋
イラストAC

感情のバランスに悪影響を与える

肩のこりが起きやすい僧帽筋は脳の下部から出ている自律神経の中の副交感神経の分布ルートにとても近いことから、肩こりが原因で副交感神経の働きが乱れることがあります。その症状は、倦怠感や動悸、息切れ、便秘や下痢、立ちくらみなど。また、自律神経の中枢は視床下部というところにありますが、不安や恐怖、喜びや悲しみなどの情動の中枢も同じため、肩こりの延長線に私たちの感情のバランスに悪影響を与えることもあるのです。

視床下部イメージ
イラストAC

肩リセットストレッチ

肩周りの筋肉をほぐすと同時に、肩こりにより常に上がってしまっている肩のポジションを本来のポジションへと引き下げることが大切です。今回ご紹介するストレッチを1日1〜2回を目安にコツコツと続けてみましょう。

①両膝は軽くを曲げ、上半身を後ろから両手で支えるように座ります。この時、両手はお尻から30センチ程度離し、右手と左手は肩幅程度離します。

肩リセットストレッチ
photo by Masako Janeway

②両方の肘を軽く曲げながら右肩と左肩を交互に前後に10回程度動かします。この時、肩だけでなく肩甲骨や胸も動くように大きく動かしましょう。

肩リセットストレッチ
photo by Masako Janeway

③息を吸いながら両手で床を押し、お互いの肩甲骨を引き寄せながら胸をしっかりと開いて上を見ます。→次に息を吐きながら両肩をすぼめるように両肩をそれぞれの耳へ近づけて、更に背中を丸めご自分のお腹を見るように顎を引きます。この動作を呼吸と共に5~10回程度、気持ちよく行える範囲で繰り返してみましょう。

肩リセットストレッチ
photo by Masako Janeway

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僧帽筋と胸鎖乳突筋
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肩リセットストレッチ
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