姿勢改善、疲労軽減…など5つの効果をもたらす!背骨を反らして胸をひらく「上を向くストレッチ」

 姿勢改善、疲労軽減…など5つの効果をもたらす!背骨を反らして胸をひらく「上を向くストレッチ」
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HINACO
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2025-05-18

パソコン作業やスマホの長時間使用で、いつの間にか前かがみの姿勢になっていませんか?ふとした時に、こうした姿勢をとってしまっている方におすすめな「頭の後ろに手を当てて上を向く」だけのシンプルなストレッチをご紹介します。胸をひらき、背骨を柔らかく反らすこの動きは、姿勢の改善だけでなく、呼吸やメンタル、肩こりや疲労感の軽減にもつながる、実はとても奥深いセルフケアです。この記事では、このストレッチが体にどのように働きかけ、どんな変化をもたらすのか、5つの効果に分けてご紹介します。

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「上を向くストレッチ」がくれる5つの効果

① 胸椎がゆるみ、猫背が整う

上を向くときに自然に動くのが、背骨のうち「胸椎」と呼ばれる部分。胸椎は、ちょうど肩甲骨あたりの高さにある背骨で、本来少し丸いカーブを描いています。
デスクワークやスマホ時間が長いとこのカーブが強くなり、猫背の姿勢になりがちです。ストレッチで胸椎をやさしく伸展(そらす方向)に動かすことで、固まった背中上部がほぐれ、自然で身体に負担のない姿勢に戻りやすくなります。

② 胸が開いて、呼吸が深くなる

胸椎が動くことで、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)がゆるみ、胸郭が自然にひらきます。この結果、肺がしっかり広がって呼吸が深まり、酸素が体に巡りやすくなるのです。
特にストレスを感じているときや、浅い呼吸が続いているときにこのストレッチを行うと、「ふ〜っ」と深く息が入ってくるのを実感できるでしょう。自律神経にも働きかけ、リラックスしやすくする効果も期待できます。

 ③ 首・肩まわりの緊張がほぐれる

うつむき姿勢が続くと、首の後ろ(後頭下筋群)や肩まわりの筋肉がずっと引っ張られた状態になり、首こり・肩こり・頭痛の原因に。
このストレッチで頭を後ろに軽く倒すことで、首の前側を伸ばし、肩甲骨まわりの筋肉をゆるませることができます。デスクワークの合間に行うのもおすすめです。

肩こり
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④ お腹まわりが伸びて、姿勢が整う

背骨が伸展することで、お腹の前面(腹直筋・腹斜筋)もやさしく伸ばされます。これにより、縮こまっていた上半身が開き、立ち姿や座り姿勢がスッと美しくなるのをサポートします。
また、呼吸機能の改善にも効果が期待できます。

⑤ 気分が前向きになる

姿勢と気分は深くつながっています。胸を閉じてうつむいた姿勢は、自然と気持ちまで落ち込みやすく、逆に胸を開いて上を向く姿勢は、前向きな気分を引き出しやすくなるといわれています。
体をひらくことで、心もひらく。朝のスタート時や、気持ちが落ち込みそうなときにこのストレッチを取り入れることで、内側から気分を明るくするサポートになります。

ストレッチのやり方

①背筋を伸ばしやすい姿勢で座ります。両手を頭の後ろで組み、手のひらを後頭部に当てます。

胸椎ストレッチ
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②ゆっくりと顔を上に向けながら、それについてくるように胸が引き上がるのを感じます。頭の重みを手のひらに預け、肩先はリラックスします。このまま数呼吸キープします。

胸椎ストレッチ
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※腰を反りすぎないよう、少し下腹部を引き締めておきながら、胸を開くイメージで行うようにしましょう。

動画で動きを確認したい方はこちら

 

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胸椎ストレッチ
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