気持ちよ〜く伸びる!肩を回しても変わらない肩こりに<胸と背中に効かせる>壁を使ったポーズ

気持ちよ〜く伸びる!肩を回しても変わらない肩こりに<胸と背中に効かせる>壁を使ったポーズ
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「肩こりが気になって肩を回すけれど、なかなか楽にならない」そんな方におすすめしたい、肩以外の場所にもアプローチしてこりの予防や緩和に役立つヨガポーズをご紹介します。

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こまめに肩を動かしているのに、コリがなかなか取れない?

肩こり
イラストAC

仕事や家事、スマホ操作などで、肩に力が入ったままの時間が長くなっていませんか?気がつけば肩が前に出て、背中は丸まり、胸が縮こまった姿勢になりがちです。そんな姿勢が続くと、肩や首の筋肉がどんどん緊張し、血行も滞ってしまいます。肩のこりが気になって、肩だけをほぐしたり、ぐるぐる回してもスッキリしないのは、姿勢のくずれや胸のかたさも原因のひとつだからです。胸や肩甲骨まわりの筋肉にもアプローチして、姿勢をやさしく整えていきましょう。

壁を使って気持ちよく伸びる「伸びをする子犬のポーズ」

そこで今回は壁に手を伸ばし、膝を床につけた状態で上半身を前に倒す「伸びをする子犬のポーズ」をご紹介します。四つ這いで行うポーズでもありますが、四つ這いよりも体への負担が少なく、やりやすい形です。

<ポーズの効果>

・肩甲骨まわりがほぐれる
肩こりの原因の一つは、肩甲骨の可動域が狭くなって筋肉が硬くなることです。このポーズでは自然に肩甲骨が内側に寄り、周辺の筋肉がストレッチされるので、血流が促されてこりがやわらぎやすくなります。

・巻き肩・猫背のリセットに
デスクワークやスマホ姿勢で姿勢は丸くなり、胸が縮こまりがちです。このポーズでは胸の大きな筋肉(大胸筋)が心地よく伸び、姿勢の崩れを整えるので、結果的に肩こりの根本の改善につながります。

・リラックスしやすく、自律神経が整う
肩こりは精神的な緊張とも関係しています。このポーズは床に膝をついて行うので、体への負担が少なく、安心して長めにキープできます。呼吸が深まることで副交感神経が優位になり、自然と体のこわばりや肩の力みもやわらいでいきます。

<やり方>

壁ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

1)壁から少し離れたところで膝立ちになる(腕を前に伸ばして、両手が壁につく程度の距離)。両膝は腰幅に開き、お尻がかかとの真上にくるようにする。

壁ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida / イラストAC

2)両手を壁につけたまま腕を上に伸ばし、胸を壁の方へ近づけていく。おでこを壁につけてもOK。心地よいところでキープ。

3)胸が開く感覚や、肩まわりがゆるむ感覚を味わいながら、3〜5呼吸ほど続ける。

4)手で壁を軽く押しながら、ゆっくりと上半身を起こして元の姿勢に戻る。

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