お尻の筋肉が使えていない人は下半身が崩れる!?寝たまま鍛えるラクラクお尻トレーニング
「ヒップアップしたいのに、お尻に効いている感じがしない」「脚ばかり疲れて、お尻が全然使えていない気がする」そんな悩みを感じたことはありませんか?実は、お尻の筋肉は意識しないと日常生活であまり使われにくく、気づかないうちに“眠った状態”になりやすい筋肉です。その結果、歩く・立つといった動作を脚や腰で代償してしまい、下半身のバランスが崩れやすくなります。今回紹介するのは、横向きに寝たままできる動きでシンプルながら、お尻を目覚めさせるのにとても効果的なトレーニングです。
お尻が使えないと、体はどうなる?
お尻の筋肉、とくに骨盤の横側を支える部分がうまく使えないと、骨盤の安定性が低下し、脚の動きがブレやすくなります。すると、歩くたびに脚が外へ流れたり、片脚に体重を乗せたときに体がグラついたりと、日常動作の中で無意識の負担が増えていきます。また、お尻が働かない分、前ももや外ももに力が入りやすくなり、「脚ばかり張る」「太ももが太く見える」といった悩みにつながることも。
お尻が使えない状態は、下半身全体の崩れの始まりと言えます。
クラムシェルが“お尻に効きやすい”理由
クラムシェルの動きは、脚を大きく動かさず、骨盤を安定させたまま股関節だけを開閉するのが特徴です。このシンプルな動きによって、普段サボりがちなお尻の筋肉がピンポイントで働かされます。反動や勢いを使いにくいため、「ちゃんとお尻で動いているか」を感じ取りやすいのもポイントです。
さらに、横向きで行うことで体重の負荷が軽く、初心者でもフォームを崩さず続けやすいトレーニング。お尻を“鍛える感覚”を取り戻すのに最適な動きです。
お尻を鍛えると、体はどう変わる?
クラムシェルでお尻が目覚めてくると、まず感じやすいのが立ったときの安定感です。骨盤がしっかり支えられるようになることで、片脚立ちや歩行時に体がブレにくくなり、脚や腰に余計な力が入りにくくなります。
また、お尻が使えるようになると、脚の動きが後ろへスムーズに流れるため、前ももや外ももにかかっていた負担が分散されます。結果として、下半身のラインが整いやすくなり、ヒップアップや脚のすっきり感にもつながっていきます。
続けることで実感しやすいメリット
クラムシェルトレーニングを習慣にすると、お尻が“意識しなくても働く筋肉”へと変わっていきます。その結果、歩く・立つ・階段を上るといった日常動作が安定し、疲れにくく、動きやすい体へと近づいていきます。
お尻を鍛えることは、見た目のヒップアップだけでなく、下半身全体を支える土台づくり。短時間でも続けることで、体の使い方が確実に変わっていくトレーニングです。
クラムシェルのやり方
1)横向きに寝転がり、両膝を軽く曲げます。頭・お尻・かかとまでが一直線上に並ぶようにし、骨盤が床から垂直に立つようキープします。
2) 両足のかかと同士をくっつけたまま、上の膝を開いて閉じる動きを繰り返します。開くときはなるべくしっかり開き切ってからとじる意識をするとより効果的です。
骨盤が一緒についてくるように動いてしまうと効果を感じにくくなるため、骨盤はなるべく動かさないように意識してみましょう。
動画で動きを確認したい方はこちら
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