首が重だるい方必見!後頭部〜首の後ろをほぐす“ゆるストレッチ”で頭も体もスッキリ

 首が重だるい方必見!後頭部〜首の後ろをほぐす“ゆるストレッチ”で頭も体もスッキリ
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HINACO
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2025-05-13

気づけば無意識に肩に力が入っていて、夕方には頭までズーンと重く感じる。そんな“現代人あるある”ともいえる不調の原因は、もしかすると首の後ろ側にある筋肉のこわばりかもしれません。首の後ろは、重たい頭を支えるために常に働き続けている場所。特にスマートフォンやパソコンを長時間使う生活が続くと、首が前に出る「ストレートネック」や、肩が内側に入る「巻き肩」の状態になり、首の後ろ側に慢性的な緊張が生まれてしまいます。今回は、シンプルだけど深く効くストレッチをご紹介します。空いた時間にぜひ試してみてくださいね!

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アプローチできる3つの筋肉

このストレッチでは、首から背中にかけて広がる深層の筋肉にアプローチしていきます。主に関わるのは以下の筋肉です。

後頭下筋群
後頭部と首の骨をつなぐ小さな筋肉群で、頭の微細な動きをコントロールしています。ここがこわばると、眼精疲労や緊張型頭痛の原因にもなります。

肩甲挙筋
肩甲骨の上角から首にかけて走る筋肉で、肩をすくめたり、首を支えたりする働きを持ちます。ストレスや緊張が高まると無意識にここが硬くなりやすく、肩こりの大きな原因になります。

僧帽筋/上部〜中部
首・肩・背中の中央にかけて広がる大きな筋肉。デスクワークなどで肩がすくんだ姿勢を続けていると、僧帽筋の上部に負荷がかかり、血流が滞りやすくなります。

このストレッチは、頭の重さを利用して首を自然に引き伸ばし、筋肉だけでなくその周辺の神経や血流にもやさしく働きかけます。無理のない範囲で行うことで、体の深層にある緊張がじんわりとほどけていきます。

肩こり
photo AC

アプローチすることのメリット

首の後ろ側を緩めることで、まず実感しやすいのは「頭の軽さ」です。
私たちの頭は約5〜6kgあると言われており、その重さを日々支えている首まわりの筋肉は、知らず知らずのうちに疲労をため込んでいます。そこをゆるめることで、血流が改善し、頭にたまっていた“重さ”がスッと引いていくような感覚が得られます。

さらに、後頭部周辺の筋肉がゆるむことで、脳への血流も促進され、集中力の向上や思考のクリアさにつながることも。また、肩甲骨まわりの筋肉にも連動して働きかけるため、肩こりや背中のはりがゆるみ、呼吸が深まりやすくなるという効果も期待できます。加えて、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整える効果も。眠りが浅い、ストレスが抜けにくいという方にとっても、夜のリラックスタイムに取り入れたいストレッチです。

おすすめしたい人

• パソコンやスマートフォンを長時間使用している人
• 首や肩のこりが慢性的に気になる人
• 頭痛や目の疲れに悩んでいる人
• 呼吸が浅く、疲れが取れにくいと感じる人
• 寝つきが悪い・夜中に目が覚めてしまうことがある人

ストレッチのやり方

①背筋をまっすぐと正しやすい姿勢で座ります。頭の後ろで両手の指を組んで、手のひらを後頭部に当てます。

首のストレッチ
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②息を吐きながら背中を後ろへ丸めて、顎を引きます。この時、手で頭を押さえつけないように気をつけます。手の重みでじわじわと首の後ろ側から背中にかけての伸びを感じましょう。

首のストレッチ
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肩こり
首のストレッチ
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