【体が硬い人むけ】硬くなってしまった全身の筋肉を無理なくほぐして体の不調を和らげる簡単ストレッチ


「股関節が動きにくい」「背中の動きがスムーズにいかない」と感じている人は、筋肉が硬くなってしまっているかもしれません。関節や骨の動きが制限されてしまうと、肩こりや腰痛などの体の不調を起こしやすくなります。こちらの記事では、体が硬い人が無理なく行えるストレッチを、いくつかご紹介します。
筋肉が硬くなる4つの原因
筋肉が固まると関節が動きにくくなったり、筋肉が伸びにくくなるので、体の硬さを感じやすくなります。筋肉が固まる原因は、以下のとおりです。
・筋肉の衰えや硬さ…筋肉は使わなくなると、筋肉量が減ったり、固まってしまいます。筋肉が動きにくくなることで、関節や骨の動きが制限されてしまいます。
・筋肉の緊張…筋肉が持続的に収縮している状態です。筋肉の緊張が強くなればなるほど、筋肉が固まり、関節や骨の動きが制限されてしまいます。
・加齢…筋膜は「コラーゲン」と「エラスチン」などで構成されていますが、加齢とともにコラーゲンとエラスチンは減少をしていきます。特に、エラスチンが減少することで、筋膜の弾力が失われ硬くなってしまいます。
・病気やけが…関節の変形や筋肉や靭帯の損傷により、動きにくくなってしまいます。
体が硬いことで起こるデメリット
股関節まわりの筋肉が硬くなると、股関節が動きにくくなり、転びやすくなります。肩関節や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると、肩こりを起こしやすくなります。体が硬いと、ケガをしやすくなったり、肩こりや腰痛などの体の不調につながります。
体が硬い人は、姿勢も悪くなりがち。たとえば、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が硬くなると骨盤が前に傾きやすくなりますし、大腿四頭筋の裏側のハムストリング(太ももの裏の筋肉)が硬くなると骨盤が後ろに傾きやすくなるのです。

体が硬い人向けストレッチ
体が硬い人が無理なく行えるストレッチをご紹介します。上半身の筋肉をほぐすストレッチと、下半身をほぐすストレッチです。
上半身ほぐしストレッチ
①足を肩幅の1.5倍ほど開いて立ちます。左手を腰にあて、右腕を真横に広げます。息を吸いながら右手で大きく円を描き、吐きながら左真横に上半身を倒します。右の体の側面をしっかりと伸ばしましょう。

②息を吸いながら真ん中のポジションに戻します。次に右手を腰にあて、息を吐きながら左手で大きく円を描きながら上半身を右真横に倒します。呼吸に合わせながら、左右交互に5回ほど行いましょう。
③上半身を真ん中のポジションに戻し、両手をおろします。息を吸って吐きながら、お腹から左方向にねじります。

④息を吸いながら真ん中のポジションに戻し、吐きながらお腹から右方向にねじります。呼吸に合わせながら、左右交互に5回ほどねじっていきましょう。
下半身ほぐしストレッチ
①足を腰幅程度に開き、立ちます。お尻の穴をキュッとしめ、骨盤を立てましょう。
②息を吸って、吐きながら脚の付け根から上半身を前に倒していきます。腰から背中が丸くならないように意識してください。
手の位置は、太ももか脛あたりに置いてください。お尻から太ももの裏の筋肉が伸びていればオッケーです。

③呼吸を続けながら、30秒ほどキープをします。
動画で確認したい方はこちら
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