だるいのは【関節の詰まり】のせい?たった1分で体が軽くなる全身の関節を伸ばすグルグルストレッチ
ちゃんと休んでるし睡眠も十分なはずなのに体が重くてだるい…。疲れが取れない…。今回はそんな時におすすめ!たった1分で体が軽くなる全身ストレッチのご紹介です。関節をしっかり動かし、詰まりを解消。全身の巡りをよくして溜まった疲れを吹き飛ばします。立ったままどこでも簡単にできるので早速やってみませんか?
関節とは
関節とは、図のように骨と骨を繋いでいる部分のことで、肩、肘、股、膝、足首、指、など、人の体にはたくさんの関節があります。
関節の表面には軟骨があり、関節を覆うようにして潤滑油のような水分を含む組織(関節包・滑膜)があるため、骨と骨がぶつかり合うことなく、なめらかに動く構造になっています。
私たちは、関節を動かすことで、歩く、走る、座る、物を掴むなど、日常の中の動きが自然にできるのです。
関節の動きがよいメリットとは?
関節を動かす時には、周辺にある筋肉が使われます。関節の動きが大きくなれば、まわりの筋肉もしっかり動くため、体にとって様々なメリットが生まれます。
1デトックス効果が高まる
関節の動きがよくなると、水分や血液の流れもよくなります。関節周辺にあるリンパ節が刺激されリンパ液の流れもよくなるので、デトックス効果が高まり、むくみ、だるさの改善につながります。
2運動効果が高まる
関節はたくさんの筋肉とつながっています。関節を動かすことで周辺の筋肉も動き、体温上昇とともに代謝も上がりやすくなります。
運動効果も高まるので、無理のない軽めの運動でも、ちゃんと効果を実感できるようになります。
3こり・痛みなどの不調が改善される
関節周辺の筋肉がほぐれることで、血流の量が増え、巡りの良い状態がを保てるようになります。その結果、肩こりや腰痛を和らげる効果が高まります。冷えなど、その他の不調改善にもつながります。
たった1分で体が軽くなる!関節を動かす全身ストレッチ
立ったまま手軽にできる、動いてほぐすストレッチです。全身の関節に意識を向けて行いましょう。
やり方
1)肩幅、もしくは肩幅より広めの楽な幅に足を広げて立ち、体の前で肘と肘を抱える
2)息を吸って肘を天井に引き上げて全身を伸ばす(視線は楽な位置でOK)
3)抱えた肘で円を描くように、息を吐きながら右を通って床のほうに肘をおろす(膝を軽く曲げ、股関節、膝関節や足首にアプローチ)
4)息を吸いながら、下から左を通って天井に引き上げ3の位置に戻る
5)深い呼吸と共にゆっくり関節を動かしてほぐしながら2、3回繰り返し動く
6)肘の組み方を逆にして、反対回りも同様に行う
ポイント
無理せず、自分のペースで行うこと。痛みや違和感がなければ、肩、首、肘、膝、股関節など、全身の関節をしっかり動かしましょう。
肘を引き上げる時は、腕を耳の横まで引き上げて肩や胸を開き、上半身の関節を大きく動かします。
肘をおろす時には、背骨を緩めて肩甲骨まわりを動かすと同時に、膝を緩めて下半身の関節にもアプローチします。
疲れの種類は人それぞれです。休息をとることで解消できる場合もあれば、それだけでは回復しないこともあります。
休んでも疲れが取れない場合は、ぜひ、今回紹介したストレッチを試してみましょう。
たった1分だけでも関節まわりの筋肉が緩み、全身の巡りがよくなります。きっと体が軽くなる感覚を味わえるはずですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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