ガチガチ背中と腰を緩めて快眠! ベッドの上でもできる8の字ストレッチ
就寝時などリラックスしたいと思って仰向けに寝てみたものの、仰向けの姿勢がつらい…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために今回はベッド上でもできる簡単ストレッチをご紹介します。
仰向けが辛いのはなぜ?
人間の背骨はゆるやかなS字カーブを描いています。首部分は前弯(前側凸)、胸部分は後弯(後側凸)、腰部分は前弯(前側凸)になっているため、仰向けになったときには首と腰の下にはわずかにスペースがある状態が理想的です。
しかし、普段の姿勢、特に反り腰やスウェイバック姿勢の場合は背中下部や腰の筋肉が過剰に収縮してしまい、仰向け時の腰付近のスペースが通常よりも広くなることがあります。それによりリラックスしたいと思って仰向けになっても背中や腰の張りが気になって落ち着かなかったり、横寝で長時間寝ることで肩や股関節に負担がかかってしまいます。
ストレッチしておきたい筋肉
反り腰とスウェイバック姿勢で共通して硬くなりやすいのは、脊柱伸展の働きがある脊柱起立筋と腰椎伸展の働きがある腰方形筋と考えられます。ストレッチするには脊柱の屈曲、背骨を丸める動きが有効となります。加えてこの2つには体幹の側屈(横に倒す動き)の働きもあるため、左右の側屈の動きや回旋(捻る動き)行う必要があります。
ベッド上でもできる8の字ストレッチ
今回ご紹介するストレッチはベッドの上でもできるので、就寝前、ベッドや布団の上でぜひやってみてください。
<やり方>
1)ベッドやマットの上にあぐらで座る。あぐらがきつい場合は正座でもOK
2)胸の前で指を絡めて手を組む、息を吐きながら背中と腰を丸め、肘を伸ばしきらない程度に手を前に出す
3)肩がすくまないようにしながら手で8の字を描く
4)何度か繰り返したら反対方向にも8の字を描く
5)最後は手のひらを返して腕を上に伸ばし、わき腹を伸ばす
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
門馬里菜
医療機関にて事務職として勤務する中でヨガと出会う。ストレスからくる体調不良をきっかけに人生を見直し、ヨガインストラクターへと転身。現在は仙台市と地元である南相馬市の2拠点でヨガを伝えている。【取得資格】IHTAヨガインストラクター2級/小顔フェイシャルヨガインストラクター/IHTAヨガインストラクター1級/RYT200
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く