腕を真上にスッとあげられる?なんかキツイ、伸びないと感じたらすぐやって欲しい【上腕三頭筋ほぐし】
いつのまにか腕があがりにくくなった、あげると違和感がある、ということはありませんか?本日は肩の動きの中でも腕を真上にあげる動作に必要な上腕三頭筋(二の腕)の柔軟性についてと効果的なストレッチのやり方をご紹介します。このストレッチ、二の腕がすっきり締まるうれしい効果もありますよ!
腕を真上にあげるのがキツくなったかも?
高い所にある物を取ろうとした時に腕を上に伸ばすのがキツイくなったなと感じた経験はありませんか?
肩まわりの動きが悪くなる原因は肩関節と肩甲骨周りの筋肉の硬さや筋バランスの乱れによるものが多いのですが、その中でも特に腕を真上にあげる動作がやりにくくなった時にほぐして欲しいのが上腕三頭筋(二の腕の筋肉)です。
上腕三頭筋の中でも「長頭」に注目!
上腕三頭筋はいわゆる二の腕の部分にある筋肉ですが、名前の通り三つの筋肉からなります。
腕を下から真上まであげるには腕の骨である上腕骨は120度程度、肩甲骨は60度程度動くことが望ましいのですが、その中でも長頭といわれる一番長い筋肉は肩甲骨に付着(イラスト赤丸の部分)していることから、長頭が硬くなると上腕骨と肩甲骨の両方の可動域が狭くなってしまうので結果、腕があがりにくくなってしまうのです。
上腕三頭筋長頭をほぐすメリットは他にもたくさん
上腕三頭筋は日常生活の中で比較的使う機会が少なく筋肉が萎縮しやすくまわりに脂肪がつきやすいのが特徴ですが、実は神経や血管、リンパ管が通過している大切な場所でもあるのです。
そのため上腕三頭筋長頭をほぐすことで以下のような様々なメリットもあります。
○肩関節周囲炎(四十肩、五十肩など)の予防や改善
○二の腕がすっきりする
○猫背の予防や改善
○肩こりや首こりの予防や改善
○上半身のむくみ予防や改善
上腕三頭筋長頭ほぐしストレッチ
※すでに肩に痛みがある場合は医師にご相談の上で実施をご検討ください。
①両肘を肩幅に開いて手のひらを合わせた四つ這いになります
(気になる方は肘下にクッションなどを敷いて肘の骨が痛くならないようにしましょう)
②息を吸いながら上体を前にスライドさせます
③息を吐きながら上体を後ろにスライドさせます。この時ご自身の柔軟性に合わせて、後ろへスライドする距離を調節します(目安は心地よい伸びを感じる程度で)
④ もう少し伸ばせそうな方は、③のポーズから頭を下げて両肘を曲げて頭の後ろへ両手をもっていき、息を吸いながら②に戻ります。②と③、もしくは②→③→④を10回繰り返します。
《詳しく動画でご覧になりたい方はこちら》
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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