【四十肩・五十肩の前兆を感じたらコレ!】肩関節の動きを良くするエクササイズ
肩を上げるときに、肩が重たかったり、痛みが出てきたという方。四十肩・五十肩の前兆かもしれません。四十肩・五十肩について基礎的な知識と簡単な対処法を学んでおきましょう!
四十肩・五十肩の原因とは?
四十肩(しじゅうかた)や五十肩(ごじゅうかた)は、その年代から症状が現れやすいことからめそう呼ばれるようになったと言われる肩の不調。肩を動かすときに痛みが出たり、可動域が制限されて「肩より上に腕があげられない」などの症状を自覚されている方が多いようです。痛みは、肩関節にある滑液包や腱板が硬くなったり癒着して炎症が起こることで発症します。そのため、髪型を整えることができない、上着に腕を通す動作がつらい、ホック式のブラジャーの着脱ができないなど、日常の些細な動作でも痛みを感じてしまい、「動きたくない」「〇〇ができなくなった」といった気分の落ち込みにもつながってしまうことも懸念されています。
四十肩・五十肩になったらどうすればいい・・?
四十肩・五十肩は、急性期と慢性期という2つの段階があり、それぞれによって対処法が違います。
●急性期
発症したばかりのころは炎症がひどく、鋭い痛みを感じやすいです。この頃は運動などはなるべく避け、炎症が治まるまで安静にしていましょう。湿布などで炎症を抑えることが効果的な場合もあります。
●慢性期
鋭い痛みやひどい炎症は治まったものの、ズキズキとした痛みが続いている、夜中にじんじんとして寝つけないなどの状態が慢性期。人によっては2〜3か月で痛みが引く場合もあれば、一年程続いてしまう場合も。この頃には無理のない範囲で体を動かしてこわばっている肩まわりをほぐしていくことが大切です。場合によっては、動かした方が痛みが軽減したり治りが早くなることもあるようです。
※ご自身の症状や状況によって最適な治療法は変わってきます。医師の指示に従って治療を進めることをお勧めいたします。
ゆるやかに肩関節をほぐしていこう!
四十肩・五十肩の予防と、改善のためにできるエクササイズは一緒です。すでに症状を発症しているという方は、慢性期に入り無理のない範囲で動かせるようになってきたら関節をゆるやかに動かしていきましょう。動かすことに怖さがあったり尻込みしてしまうようであれば、湯船につかり身体が温まった状態で動かしてみたり、お風呂上りに軽くストレッチをしてみるなどから始めてみましょう。
とっても簡単! ゆるめエクササイズのやり方
1.肘を曲げて脇を締める
2.肘をつけたまま指先を正面から横に開く動きを繰り返す(肩甲骨を動かす意識で行う)
3.指先が横向きになったところで動きを止め脇を開いたり閉じたりして、背中側で肘を寄せるように動かす
動画で確認する
医師監修/井上留美子先生
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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