【四十肩対策に】腕を耳の横まで上げるのが辛くなってきた人に!肋骨をさすってほぐすだけ前鋸筋ほぐし

 【四十肩対策に】腕を耳の横まで上げるのが辛くなってきた人に!肋骨をさすってほぐすだけ前鋸筋ほぐし
Adobe Stock
伊藤香奈
伊藤香奈
2023-06-02

高いところのものを取ろうとした時や、髪の毛を結わこうとした時など、日常の中でふと「腕が上がりづらい」と感じたことはありませんか?その動きづらさを放置すると、四十肩・五十肩につながることも。日々のメンテナンスに簡単な筋膜リリースを取り入れてみて!

広告

腕、ちゃんと上がる?チェックから始めよう!

日常の中ではさほど多くない「腕を上げる」という動きですが、ふとした時に上がりづらさを感じることはありませんか?

・Tシャツやパジャマを脱ぐときに腕を上げて脱げなくなった
・肩を回そうとしたら肘が肩のラインより上に上がらなかった
・ヨガのダウンドッグのポーズで、腕が耳の横の位置にもっていくのがつらい

日常で不便を感じたことがないという方も、まずは今の肩の状態をチェックするため、腕を上げてみましょう!(立っても座ってもOK)

腕を上げる
イラストAC

腕を上げたとき、耳の横まで上げられたらGOOD!
以前は上がっていたはずなのに…耳より前になっている…中指が真上を指せないと感じた場合は、肩回りが硬くなっているサインです。放置しておくと、四十肩・五十肩の予備軍になるかもしれません。

腕を上げる時に引っ張られる筋肉とは

腕を上げる時に使われる主な筋肉は、三角筋と呼ばれる肩の筋肉ですが、今回アプローチするのは三角筋ではなく脇の下にある前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉です。
なぜ前鋸筋にアプローチするのか?というと・・・。腕を上げる時に、脇の下のあたりの洋服を引っ張ると腕があげづらくなりますよね。この洋服が前鋸筋のイメージです。脇の下のあたりがほぐれていると、腕が上げやすくなるのです。

前鋸筋
イラストAC

早速やってみよう!前鋸筋ほぐし

まずは何もしていない状態で両腕を上げて、ビフォーの状態をチェック。腕がどこまで上がるかチェックしてみましょう。
その上で次の順で脇をほぐしてみてください。

1.右肘を曲げて、右手の平を頭の上、または後頭部に軽く添える

2.左手で脇の下、手が届く背中の方、脇腹~ウエストのくびれのあたりまで、やや強い力で広くさする。指を立てて強く押しながらさするとさらにGOOD!

3.30~60秒行ったら、右肘を天井方向に持ち上げ左手で肘を抑え、体を左に倒して体側のストレッチ(5呼吸程度)

終わったら一度脱力し、再度両腕を上げてみましょう。ほぐした方の右腕が上げやすくなっていたら、しっかりとほぐれている証拠です。

とはいえ、日常の姿勢の悪さなどで前鋸筋はすぐに硬くなってしまいます。日常的に体側のストレッチをしたり肩を回したり、動かしていくことで「硬くなる・こる」という状態を回避していきましょう。

前鋸筋ほぐし
photo by KANA ITO

▼動画でも詳しくチェック

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腕を上げる
前鋸筋
前鋸筋ほぐし
【四十肩対策に】腕を耳の横まで上げるのが辛くなってきた人に!肋骨をさすってほぐすだけ前鋸筋ほぐし