【バンザイができない人のための脇ストレッチ】重だるい首や肩を軽くする1分間の「前鋸筋ほぐし」
首や肩まわりをほぐしているのになかなかスッキリとしない、という人。もしかすると肩の動きの悪さや重だるさの原因は、脇の下の硬さにあるかもしれません。1分でできる前鋸筋ほぐしを試してみてください。
腕が上がらない原因は「前鋸筋の硬さ」?
両手を真上に上げるバンザイの姿勢が辛い、詰まり感がある、肩や首が重く猫背がちという人は、脇の下にある筋肉「前鋸筋」が硬くなっていることが原因かもしれません。
脇の下の肋骨から肩甲骨の内側についている前鋸筋は、肩甲骨の動きに関わっています。ここが硬くなると肩甲骨が外へ離れ前に入り、背中が丸まり猫背になります。さらに肩甲骨の動きが悪くなることで、腕を上げたり後ろに回したりする際に動きづらさを感じることもあります。
また、前鋸筋が硬くなると肋骨の動きにも影響し、呼吸が浅くなることも考えられます。猫背になる、バンザイがスムーズに挙がらない、呼吸が浅いと感じる方は前鋸筋が硬くなっているのが原因かもしれません。
前鋸筋をほぐして伸ばす1分ストレッチ
姿勢がよくなれば、見た目の印象にもよい変化が期待できます。1ポーズ20~30秒を目安に、呼吸を止めずに心地よいと感じられる範囲で行いましょう。
①脇の下から肋骨にかけて、手でさすったり揉みほぐしたりします。肋骨の間の筋肉をほぐすようにイメージして行いましょう。両方の脇の下を行ってください。
②膝を立て体育座りの状態で座ります。左腕を脚の間に挟むか、右脚の外側にかけます。右脇を締めて右ひじを右の体側につけ、手のひらを軽く握りひじを曲げます。そののまま腕を後ろに引き、視線と上半身は正面に向けて脇の下をストレッチします。痛くない、呼吸がスムーズに行える範囲で伸ばします。反対側も同様に行います。
動画で確認しながら取り組みたい方はこちら
AUTHOR
小野田貴代
ヨガインストラクター・ベビーマッサージセラピスト。学生時代にヨガに出会い、ヨガインストラクター養成講師を経て現在はオンラインを中心に活動。誰もが取り組みやすい、日常に活かすヨガを幅広く伝えている。CM等のメディア監修や健康コラム執筆、 FMラジオパーソナリティとしても活動。初心者から自分のペースで楽しめる「たかヨガ」もYouTubeで配信中。
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