イギリスのスターは逆さまになって心を落ち着ける!?【歌姫デュア・リパのお気に入りヨガポーズ5選】
イギリスのポップスターである彼女はストレスを感じると逆さまになったり股関節を開くそうだ。
私たちみんながイギリスのポップス界のスーパースターになることはできない。でも、彼らと同じヨガのポーズを練習することはできる。
デュア・リパは、自身のニュースレター「Service95」の最新号で、よくヨガの練習をショー前後のストレスケアの方法にしている、と語った。「私の人生を変えたヨガのインストラクター、アニー・ランダには特に感謝している。彼女は私が強くあり、地に足を着け、そして集中していられるようここ数ヶ月助けてくれた。」「そうあることの重要さをこんなにも強く感じたことは、激動を迎えるこの時代まではなかった。」そうニュースレターに綴った。
それぞれのポーズがなぜストレスに有効で、そして体にどんな恩恵を与えてくれるのか、フロリダ在住のヨガインストラクター、アンバー・ウィレットに話を聞いた。
ストレスケアのためのヨガを実践する際の注意点
さて、あなたは世界を飛び回ったり、大観衆の前でパフォーマンスはしていないかもしれない。だが、リパと同じようにストレスを感じているはずだ。ヨガマットに向かうことは、切望していた安心や安堵を与えてくれるだろう。しかし、自分自身や練習に対して過度な期待をしないようにしよう。
「ストレスを感じている人や、ストレスケアのためにヨガに来ている人へ、私からの一番のアドバイスは、ヨガはこうあるべき、ヨガとはこう見えるべき、という期待を手放すこと。」とウィレットは言う。あるポーズが気持ちよくなかったり、軽減したいという日があるかもしれない。それはまったく問題がないことだ。大切なのは、自分自身と自分の身体にとって、練習がしやすいものになるように努めることだと彼女は言う。
【デュア・リパのお気に入り】地に足をつけ心を落ち着ける5つのポーズ
アドームカシュヴァーナーサナ(ダウンドッグ)
リパは、このポーズで自分自身の様子を伺い、またどう感じているかを観察するそうだ。それは理にかなっている。この逆転は、身体的、精神的、感情的な状態を見通すことができる。頭を心臓の下に位置させることで、血流の方向が普段と変わり、それが神経系に良い影響をもたらすとウィレットは言う。さらに、腰に痛みがあったり、お尻やハムストリングスに張りを感じたりしている場合、このポーズはそれらに解放を与えてくれる。
エーカパーダラージャカポタアーサナ(片足の鳩の王のポーズ)
全て手放したい衝動に駆られたら、片足の鳩の王のポーズに取り組んでみよう。リパはこのポーズで股関節の滞ったエネルギーが全てリリースされると言い、ウィレットもまた同意する。「全て、ここ(股関節の中)にある。」「私たちは多くのストレスと緊張を股関節に抱えている。なので、"片足の鳩の王のポーズ" は人々を涙させることで知られている。」と彼女は言う。このポーズのフルバージョンがやり辛い場合、ウィレットはうつ伏せのバージョンを試してみることを提案している。これは股関節を開く上で同じ効果がある。
スプタマツィエンドラーサナ(上向きねじりのポーズ)
"Levitating"(デュア・リパの曲。levitatingの意味は「浮揚」)の歌い手は、このポーズを日夜行うことを誓っている。これには大賛成だ。このポーズは背中の筋肉を伸ばし(そして開き)、全身をリリースしてくれる。ウィレットによると、このようなツイストポーズは若返りや、リンパ系・免疫系に効果をもたらす可能性があるそうだ。
アーナンダバラーサナ(ハッピーベイビーポーズ)
再び、股関節を開こう。これがお気に入りの受動的なヒップオープナーで、一日中でもこのポーズにいられる、とリパは話す。ウィレット曰く、アーナンダバラーサナは硬い股関節を開くだけでなく、脚の裏、背骨、そしてハムストリングスもストレッチしてくれるという。このポーズの主なターゲットは下半身だが、背中と肩のストレスや緊張を和らげるのにも役立つのだ。
サーランバシールシャーサナ(サポートされたヘッドスタンド)
リパは逆転を毎日行っているそうだ。「体を逆転させることは、心にも作用する」彼女はそうニュースレターに記している。「強さ、バランス、そして集中力に取り組むことで、人生に対して直喩的、比喩的、と異なる視点を完全なサイクルで与えてくれる。」ウィレットはまた、このポーズは良い意味であなたにチャレンジを与える、と言う。コアを引き締め、呼吸を整えることに全神経を集中せざるを得ない時、意識は外側ではなく、内側に向かって行くのだ。
ストレスを感じている人も、少し練習時間がとりたいな、という人も、このポップスターが認証したポーズで心を落ち着け、そして体を癒そう。
教えてくれたのは・・・エレン・オブライアン
エレンはニューヨークに住みホットヨガとバーのハッピーアワーに通うヨガジャーナルのライタースタッフ。「Washingtonian magazine」「The Knot 」にも投稿している。
ヨガジャーナルアメリカ版 /「These Are Dua Lipa’s 5 Favorite Yoga Poses for Staying Calm and Grounded」
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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