ドリュー・バリモアが「私にとってセックスは重要じゃない」と宣言した理由

 ドリュー・バリモアが「私にとってセックスは重要じゃない」と宣言した理由
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長坂陽子
長坂陽子
2022-10-26

セックスに対して赤裸々に語る女性セレブは多い。キャメロン・ディアスは「1日の中で一番素敵な時間はセックスをしているとき。なぜならセックスをしているから」とインタビューで話したことがあるし、かつてアンジェリーナ・ジョリーは「私にはもっとセックスが必要。死ぬまでに世界中の男性を味わいたい」と言ったことがあるとか。

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どちらかというとセックスの大切さ、セックスを楽しむことのメリットをアピールするセレブが多い中、ドリュー・バリモアがブログで「私にとってセックスは重要じゃない」と宣言し注目を集めている。

ドリューによると、ワークアウトのクラスに出席したところ、同じく参加者の女性に「あなたってドリュー・バリモアにそっくりね。でもあなたはメンタルの調子がよさそう。だってドリューはセックスが嫌いなのよ!」と言われたという。この女性も「メンタルの調子がいい=セックスをしている」と思っていたよう。

ドリューはブログの中でこう綴っている。「女性が何を言っているのかわからなかった。でも数日考えて気がついたの。私が自分のトーク番組で『半年セックスしていない。私の年齢と私のこれまでの経験を考えるとそんなに長い期間とは思わない』と告白したことについて言っていたんだって」。

ドリューは若い頃に比べて「親密さに対する感じ方が変わった」と綴っている。ドリューは1994年に一般人と結婚したけれど1か月(!)で破局。次に、あるコメディアンと結婚したものの彼とも半年足らずで離婚。その後もドラマーの男性と交際したり俳優のジャスティン・ロングとデートしたりと華やかな恋愛遍歴を楽しんでいたけれど、いずれも続かず。2012年にエリート実業家のウィル・コペルマンと結婚し2人の娘をもうけたが、2016年に破局。それ以来、シングルマザーとして子育てをしている。

ドリュー・バリモア
1999年、初めて製作総指揮を手掛けた主演映画『25年目のキス』は全米第1位初登場となる大ヒットを記録。当時24歳のドリュー・バリモア。photo by Getty Images

ドリューは「若い頃は交際したい!認めてもらいたい!ワクワクしたい!楽しみたい!気持ちよければいい!楽しみたい!冒険したい!って感じだった」と綴っている。「タイムマシンに乗って過去を変えるわけにはいかないからポジティブな視線で見るようにしている。私はとても充実した人生を生きてきた」。若かりし日の行動を後悔してはいないけれど、シングルマザーである今は子育てが優先。「セックスの優先順位は高くない」と語っている。

とはいえ、セックスの優先順位が低いのは子育てだけが理由ではないよう。「私はどうしてもセックスしなくてはいけないタイプの人間ではない。人とそういうレベルで関わらなくてはと思うタイプではない。結婚や恋愛を終わらせたあと、すぐに別の恋愛をする人もいる。それはまったく悪いことではない。全然問題ないし、私は批判しない。それが本当にうまくいく人もいるから。でも私はうまくいかなかった」。離婚後、娘たちのためにどのような家庭を築くかを見出すために時間がかかったとも。「時間をかけた自分を誇りに思う。それが私には必要だったから。私はそれを尊重する。他の人の選択と同じように自分自身を尊重したい」。

「念のために言うけれど、私はセックスが嫌いなわけではない。愛とセックスは同じではないと言うことをついに悟ったんだ」と綴っているドリュー。恋愛観もセックス観も十人十色。人生のフェーズによっても変わる。人の選択を尊重すると同時に今の自分の選択も尊重する、そう宣言するドリューの言葉は多くの人に勇気を与えてくれそう。

出典:「Welcome to my blog」-REBELS WHO LOVE(Oct,16)
Page Six「Drew Barrymore doesn’t ‘need’ sex, hasn’t had relationship since 2016」

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。



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