苦しみを人に見せないようにしていたドリュー・バリモアが、SNSで自身の悩みをさらけ出した理由

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苦しみを人に見せないようにしていたドリュー・バリモアが、SNSで自身の悩みをさらけ出した理由

長坂陽子
長坂陽子
2021-12-15

メンタルウェルネスの大切さが指摘されるようになって久しい。俳優のドリュー・バリモアが離婚で精神的に落ち込んだ時期があったことを告白した。いつも明るい笑顔を見せているドリューが密かに苦しんでいたことが明らかになり、注目を集めている。

ドリューは2016年に夫でアートコンサルタントのウィル・コペルマンと離婚している。最近、自分のトーク番組の中で当時を振り「離婚の手続きはとてもつらくて、その頃の私は精神的にいい状態ではなかった」と語った。ドリュー曰く「私には守らなくてはならない2人の子どもがいた。助けが必要だったから色々な人に連絡を取り始めた。その結果私の人生にとって大きな変化が起きた。自分の生活を取り戻せたのだけれど以前とはガラリと変わった。調子が取り戻せただけではなくて、新しいものを作ることができた」。周りに自分の悩みを告白したことで、以前よりもいい状態になったと語る。

「大丈夫じゃない」という声を上げることの重要性

ドリューは「これまで私は自分の苦しみを人に見せないようにしていた」そう。でも最近は社会そのものが変化してきたことを感じているそう。「私たちはみんなソーシャルメディアを通じて他の人たちの様子を見たり感じたりしている。そんな中でみんなが”完璧さ”に抵抗し始めたとしても驚きではない」。隙のなさをアピールするのではなく、弱さや欠点をお互いに曝け出す時期にきていると語る。「私たちは自分自身をどう捉え直していくかについて語るべき時代に生きている。大抵の人は今、ひとりでひっそり自分自身を捉え直そうとしている」。ドリューは周りの人と一緒にそれをやるべきだとアピールする。

彼女は映画『E.T.』でブレイクした後薬物とアルコールの依存症に苦しみ、10代でリハビリ施設に入所した。2021今年9月、彼女はその施設を再訪しその様子を番組で放送した。「あの頃の私はめちゃくちゃで手に負えない子どもだった。真夜中にここに連れてこられて入所させられた。ここで2年半過ごした」。ドリューは番組で施設を訪れたのも「弱さを隠さない」という姿勢を示したかったからだと語る。「番組を見ている人にとって私たちは綺麗な服を着た品のある人に見えるはず。でも実際の私はリハビリを経験してきたし、それが自分の人生の一部であることを忘れることはない。リハビリ施設の人たちは私たちみんなが経験しているメンタルの問題を認識できるよう助けてくれた」。

ドリュー
1989年、当時14歳のドリュー・バリモア。この頃自殺未遂をし、翌年には自身の堕落の原因が母親にあると判断し、15歳で母親からの独立を裁判で訴え、成人として裁判所に認められた。
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メンタルウェルネスに必要なのは「大丈夫ではない」と声を上げることだと言われている。1人でこっそり解決しようとせず、周りに助けを求めることが大切というドリューのメッセージは多くの人に力を与えている。
 

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。

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