【首、肩、デコルテの華奢見えを作るコツ】つかむ、寄せる、刺激するがポイント「4つのほぐしワザ」
肩周りが太く見えてしまうのは「生まれつき」「太ってるから」と思っていませんか?諦めるのはまだ早い!肩周りをスッキリさせて、華奢見えボディを目指しましょう。
肩周りが太く見える原因
原因① 肩こり
肩には、腕や肩甲骨に加え約6~7キロもある頭部の重さがかかり、肩の筋肉に負担がかかりやすい構造になっています。肩の筋肉が緊張すると、血液の流れが悪くなり、リンパの流れが滞ってしまいます。リンパの詰まりは、腕のたるみなど、肩周りの印象を左右するパーツへの影響も出てきます。
原因②筋力の低下
肩こりにより、肩関節の動きが悪くなることに加え、肩周りは日常生活の中で動かすことが少なく、意識して鍛えないと筋力が低下しやすい部分です。
肩周りを鍛えるというと「余計にごつくなってしまいそう…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、筋肉をつけることで肩周りを引き締めることができます。特に意識したいのは、三角筋。三角筋は、前部・中部・後部の三つの筋肉で構成され、鎖骨・肩甲骨・上腕骨について肩関節をおおっている筋肉です。腕を前後や横にあげる働きをしているので、硬くなると肩関節の動きに制限がかかってしまいます。上半身の中で最も大きな筋肉はこの三角筋で、さらに全身の中でもお尻や前ももの筋肉に次いで大きな筋肉です。
筋肉量は、体温調節、呼吸、心臓の動きなどの生命活動維持をするために使われているエネルギーである「基礎代謝量」とも関わりがあります。基礎代謝量は筋肉の量に比例しているため、筋肉を使えていない、筋力が落ちることは太りやすい体の原因にもなります。
原因③姿勢が悪い
姿勢の崩れは、肩周りの血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。老廃物が溜まることでむくみやすくなり、肩周りがより太く見えてしまいます。また、猫背や巻き肩などの背中を丸めた姿勢は、肩や背中の筋肉が緩んで使われていない状態です。それが筋力の低下につながり、肩周りに脂肪がつきやすくなります。
姿勢を良くするだけでも、肩周りがスッキリして見えます。また、背中や肩周りの筋肉は良い姿勢を保つための筋肉でもあるので、筋トレで鍛えることで良い姿勢をキープしやすくなります。血液の巡りも良くなり、老廃物が溜まりにくく、むくみの解消にもつながります。
肩周りをすっきりさせるエクササイズ4選
1.【脇つかみ&肩回し】リンパ節を刺激し、リンパの流れをスムーズに
①あぐらで座り、左手で右の脇の下の前側を掴み、30秒キープ
②親指を脇の下の真ん中に当て、後ろ脇を掴み、30秒キープ
③もう1度前脇を掴み、右肘を曲げ、外側に向けて円を描き、5回肩を回す。内回しも行う
①〜③を、反対側も行う。
2.【鷲のポーズのアレンジ】肩甲骨周りをほぐし、姿勢を改善
①右肘を曲げ、体の真ん中に運び、左手を横に伸ばす
②左腕を右腕の下に運び、腕と腕を絡め、手の甲同士を合わせる。余裕があれば手のひら同士を合わせる
③息を吸いながら、手のひら同士を押し合い、手を上に持ち上げる。吐きながらゆっくり戻す
2回繰り返し、3回目に手を持ち上げたところで30秒を目安にキープ
④背筋を伸ばしたまま、手を前に倒す。息を吸い、吐きながら背中を丸めて目線はおへそへ。30秒を目安にキープ
手を入れ替え、反対側も行う。
3.【鶴のポーズ】肩甲骨を寄せ、姿勢を改善
①腰の後ろで、指先同士を絡め手を組み、肩甲骨を寄せる。息を吸いながら胸を高く引き上げ、目線は斜め上を見上げる
余裕があれば組んでいる手を体から持ち上げる。30秒を目安にキープ
4.【三角筋エクササイズ】三角筋を刺激し、肩周りを引き締める
①息を吸いながら手を持ち上げ、手の甲同士を合わせる。吐きながら体側に手を下ろす。
この動きを1セットとし、20回繰り返す
動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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