究極のセックス・プラクティス。全米で話題の「オーガズム瞑想」とは何か?

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究極のセックス・プラクティス。全米で話題の「オーガズム瞑想」とは何か?

オーガズムの再定義

「私たちはオーガズムを再定義しています」そうブロックは語る。「私たちの持っているオーガズムの概念はきわめて時代遅れで、そればかりが目的となってしまっており、一面的です。私たちの文化がクライマックスにたいして抱いている強迫観念が、本来存在しない病理を作り出してしまっているのです。つまり、すべての女性はオーガズムに達する、という思い込みがあります。そのせいでオーガズムを迎えることができない女性、あるいはそうであるべきと人々が思っているような仕方でオーガズムを迎えることができない女性が医療の対象とされてしまったのです。もしあなたの体がオーガズムに到達しないとして、今のオーガズムの定義では、本来であればそのように反応するはずではないと考えられてしまうのです。こういう風な状態になるはずだという期待で自分自身にプレッシャーをかけてしまうと、そのせいでがっかりしてしまいます。そうすると必ず『私は何かおかしいんだ』と考える人が出てきてしまいます」

OneTasteではクライマックスを迎えることに反対はしない。「オーガズムを迎えることができたのなら、それは本当に素晴らしいことです」ブロックはこう言う。OMはクライマックスそのものよりも、OneTasteの言い方を借りると「オーガズムの状態」を重要だと捉えている。

「クライマックスは、ほんの2,3秒間の身体的経験です。それに対して、オーガズム状態というのは持続的なもの。セックスの刺激によって活性化されることで意識にもたらされる最上の状態といった方がより近いでしょう」彼女はそう説明する。「起きていることのなかに完全に溶けこむような感覚です。そこには一切の雑念がありません。頭のなかには何も余計なことは残っていない。エゴが消滅するのです。この状態が生じると、それまで持っていた限界の感覚も同様に消えてなくなります。オーガズム状態では、私たちはしっかりと現在を感じ、つながっているのを感じます。まるで意識のより深いところにある直感的な感覚が目覚めたように思えます。この状態はOMのプラクティスそのものにおいても起きますし、経験を積むにしたがって、日々の生活にも良い影響が及んできます」

OneTasteはもう10年以上活動を続けてきたが、ここへきて新しく注目を集めている。これはニコル・プラウゼ博士のおかげだ。彼は世界でも一流のセックス研究者のひとり。パートナーによる性的刺激に関して、全米で初めてIRB(治験審査委員会)公認の形での臨床試験が行われた。この臨床試験を指揮したのがプラウゼ博士だ。この試験はオーガズム状態において両パートナーの脳と体とに何が生じているのか実証することを目的としたものだった。実験結果は2018年3月に公になる予定。ブロックはこの研究がOMの方法論の有効性を証明してくれることを願っている。

Translated by Miyuki Hosoya

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