LIFESTYLE
恋愛やセックスを楽しむことはヨガの教えに反する?
愛する人とセックスしたい、結婚したいと願うことは、ヨガの哲学に反することなのか。ニューヨーク在住のヨガ講師・yasushi先生がヨガ的アドバイス!
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アシュタンガヨガには「ブラフマチャリア」(禁欲)という教えがあります。ブラフマチャリアを実践する者は、自分の中から一切の性欲を排除し、異性にすら触れないとも。しかし一方で、上質の恋愛や価値観やバックボーンの違う他人との結婚生活は、自分を成長させるものです。恋愛や結婚は、プラフマチャリアに反することなのでしょうか?
「ブラフマチャリア」とは
「ブラフマチャリア」は『ヨガスートラ』の第2章に出てきますが、その教えのルーツはヴェーダの時代にもさかのぼり、また「ヨガ哲学」を超えヒンズー教の教えの一部としても確認することができます。『ヨガスートラ』が世に出る前の時代ではヨガは限られた階級の男性の学問とされている色が濃く、よって多くのティーチングは男性からの視点が多かったようです。女性の存在が、自分が極めたいヨガの道への障害になると考えたのでしょうか?よって性に関する行為はもちろん、頭で思いめぐらすことも禁じたのでしょう。
厳格な「禁欲」という意味では、ヴェーダやヒンズー教の考えでは人の一生を4つに分け、14歳から20歳くらいまでを「勉学」の時期として「性」を禁じていたそうです。その後のヨガ哲学でも、サドゥや出家した人に対しては、「ブラフマチャリア」を厳格な意味で用いたようです。
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