強度のストレスに苦しむ人へ 世界のトップ講師ハラ・コウリに学ぶ「トラウマをケアするヨガ」
17.アンジャネーヤーサナ(ローランジ)
3回呼吸する間
生徒への指示 / 四つん這いから片脚を前に出す。一方または両方の太腿に伸びを感じるところで動きを止めよう。下半身と腹部が支えられていると感じることを確認しよう(反対側も同様に行う)。
18.プランクポーズ
2〜5回呼吸する間(このポーズが気に入ったらもっと長く)
生徒への指示 / このポーズで集中力が高まると感じたら、何回か繰り返し取り組もう。
19.アドームカシュヴァーナーサナ(ダウンドッグ)
3〜4回呼吸する間、または心地よく感じる間
生徒への指示 / 膝を柔らかくしたまま、太腿とかかとを働かせて床に足を下ろそう。両手で床を押し、体重を脚にかけるように後方に移して、脊柱を伸ばそう。両手両足を地面と接しながら、脊柱を伸ばすことに意識を集中しよう。
マットの上のくせを観察しよう。そのくせは生活の中でも現れることが多い。
20.ヴィーラバッドラーサナⅡ(戦士のポーズⅡ)
3〜5回呼吸する間
生徒への指示 / 足を開いて立とう。前の脚を外側に回転させて、膝を最大90度に曲げよう。後ろの足のつま先をやや内側に向けて、後ろの脚を力強く働かせよう。体幹部を軽く働かせてみよう。そうすると、体を伸ばして呼吸する余裕が生まれるだろうか(反対側も同様に行う)。
21.ターダーサナのバリエーション
1〜2分間
生徒への指示 / ターダーサナから、全身を揺さぶろう。手放そう! ストレスを振り落とす想像を広げて揺さぶろう。
22.ターダーサナのバリエーション
好きなだけ長く
生徒への指示 / 動きを止め、胸部と腹部に手を当てて呼吸しよう。体が落ち着くまで続けよう。
23.最後の安静のポーズ
心地よく感じる間
生徒への指示 / 横向きかうつ伏せのどちらか(体が支えられていると感じるほう)の姿勢で、最後の安静のポーズに入ろう。思い出そう、目は開いていても閉じていてもかまわない。落ち着けるほうを選ぼう。
指導&モデル●ハラ・コウリ
ヨガの指導者であると同時に、心身を統合する練習によって個人や社会のトラウマを治療しながら社会的不正を是正することを目指している身体カウンセラーでもある。25年以上にわたってヨガとムーブメントアートを指導し、15年以上にわたって臨床での研究と訓練を行ってきた。心理学の学士号とカウンセリング心理学およびコミュニティ心理学の修士号を取得している。アメリカ全土でトラウマを熟知したヨガの指導に当たっている。Off the Mat,Iinto the Worldの共同創設者でもある。詳しくはウェブサイトへ。halakhouri.com。
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