トラウマをヨガで対処する|トラウマセンシティブヨガとは何か
みなさん、トラウマにヨガと聞いてどんな印象を受けますか?意外な感じがするでしょうか?実はトラウマに対して身体にアプローチする方法が近年注目されています。日本ではなかなか馴染みがないプログラムだと思いますので、研修を受けてきた体験をシェアしたいと思います。
トラウマセンシティブヨガとは
トラウマセンシティブヨガとは、アメリカのトラウマ研究や治療のための機関である「トラウマセンター」でトラウマのための補助療法として行われているプログラムのことです。トラウマといっても、1回のトラウマより複数回や長期に渡るトラウマや、子供のころの発達性トラウマへのアプローチとして作られたものです。
トラウマに対して、心理カウンセリングを行うイメージを持っている方も多いと思いますが、近年は身体にアプローチする方法も注目されています。
カウンセリングという守られた場所でも、トラウマを語ることはとても大変なことです。トラウマセンシティブヨガでは、自分のトラウマ体験に注意を向けたり、トラウマ体験を他人と共有したりすることはありません。また、トラウマセンシティブヨガでも、ヨガマットを敷いて、その上でヨガのポーズを取るという基本的なことは変わりません。
それでは、トラウマセンシティブヨガのポイントについて紹介していきます。
トラウマセンシティブヨガのポイント
「今」を感じること
今この瞬間に注意を向けることです。過去の記憶ではなく、未来の心配や予想でもない。何かをあれこれと空想するのでもないです。
「今」に関することなら、何を感じてもいいです。例えば、呼吸、筋肉の伸びとか縮み、力の入り具合、傾き、重心、身体反応、気持ち、心臓のドキドキ、内臓の感覚。また、何も感じないことも気づきであり、何も感じないからヨガが失敗している訳ではありません。
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