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森林浴の効果
フィトンチッド
フィトンチッドとは、植物が傷つけられた際に放出し微生物の活動を制御する作用をもつ樹木などが発散する物質。ロシア語でフィトン(植物)チッド(他の生物を殺す能力を有する)という意味をもつそう。
森林へ入ると、森の香りを感じるでしょう。この香りの正体が樹木などから放散されているフィトンチッドです。森の中で深呼吸をした時に新鮮な空気を感じることができるのは、このフィトンチッドの消臭や脱臭作用によるものなのです。また健康や癒し・安らぎを与える効果があることもわかっており、私たち人間はフィトンチッドを嗅ぐとリラックスできると言われています。
マイナスイオン
マイナスイオンは、大気中に存在する負の電荷を帯びた分子の集合体。主に空気中の過剰電子によりイオン化した大気分子の陰イオンを表す用語だそうですが、健康問題に関する際はマイナスイオンと呼ばれます。
マイナスイオンには爽快感や空気の清浄さがありそれらは快適性を向上させると言われています。天然のマイナスイオンは森林や水しぶきがあがる滝や海などに多く存在し、副交感神経に作用するため身体や脳のリラックス効果や細胞の活性化・疲労回復・睡眠の質の向上・ストレスホルモンの濃度低下に効果的とされています。
このフィトンチッドとマイナスイオンに満ちている森の中の効果を利用したものが森林浴というわけです。
森林浴をより効果的に楽しむためには、寒さや暗さによって逆に緊張を与えてしまっては効果が薄れてしまうようなので、適度な日差しや心地よい体感の気温がちょうど良い時がおすすめです。
ライター/成瀬美紀
ヨガインストラクター。2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。
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