一歩先の“サステナブル&コンシャス”ビューティーを見据えて#地球とビューティーVol 4.資生堂

資生堂

一歩先の“サステナブル&コンシャス”ビューティーを見据えて#地球とビューティーVol 4.資生堂

横山正美
横山正美
2020-07-01

美しくなることは、地球に優しいことーこれからの時代に必要なのはそんなポリシーだ。日々目まぐるしく変化する環境や世界情勢の中で、ビューティーに対するこれまでの価値観が大きく揺さぶられている現在。独自の美を創造することにいち早く乗り出した先駆者たちに聞く、ビューティービジネスと環境への取り組みとは。

1872年に日本初の民間洋風調剤薬局として銀座に誕生した「資生堂」は、「世界を支配する7大ビューティーグループ企業」の一つとして日本が世界に誇る美の最高峰だ。プレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」を始め、その高い美意識は世界の王侯貴族やセレブを魅了し、数多のメディアには「資生堂」ブランドの製品が躍り、旬な女優やモデルを起用した広告は社会現象をも巻き起こすーーそんな「資生堂」は、豊富な知見に裏付けられた確かな成分処方と先進の技術、そして時代の一歩先を行く“審美眼”が光るエポックメイキングな化粧品で常に世界のビューティーシーンをリードし続けている。

一方で、かつて伝説のブランドに日系アメリカ人モデルのジェニー・シミズや故ケヴィン・オークインを、そして最近ではマツコ・デラックスらLGBTQアイコンを積極的に起用し、昨今の“ダイバーシティ&インクルージョン”の時代に先駆けてその推進にいち早く取り組んだ企業でもある。その「資生堂」から6月にデビューした新プレステージブランド・「BAUM」は、クリーン、ヴィーガン、クルエルティフリー、ジェンダーフリーなど様々なカテゴリーを謳うブランドの中で唯一「樹木」に着目し、一歩先を行く美と環境へのアプローチで注目を集めている。そこで、「BAUM」のブランド哲学等を定義し、開発業務に携わりながら「BAUM」グローバルブランドユニットで国内外のブランド/マーケティング戦略を指揮する西脇文美グローバルブランドマネージャーに「BAUM」の取り組みについて伺った。

ーー資生堂としてこれまでの長い歴史を振り返って、化粧品を巡る国際社会や環境問題などで大きく変化した、と感じられることは何でしょうか?

まず1つは、世界的な“ウェルネス意識”と“倫理感”の高まりを背景に「クリーンビューティー」や「コンシャスビューティー」というトレンドが台頭してきたことですね。

かつて「ナチュラルセグメント」と呼ばれ、自然由来成分を主成分としたブランド群(=いわゆる自然派化粧品)は、現在では消費者のウェルネス意識の高まりとともに、もはや「主成分が植物由来」を謳うだけでは十分ではなくなっています。同時に化粧品の成分に関しても、「(実際の肌への効果が)証明されてない、または肌に何らかの影響をもたらす可能性が疑われる原料が使用されていないこと」という“原料のクリーン性”がより厳密に求められる時代へと大きく変化したと思います。

こうした流れを鑑みると、今後の化粧品はもはや単純に自分の肌にいいということだけでは十分とはいえず、「自分はもちろん、地球環境に対しても“いい”(=配慮された)もの」であるという「サステナビリティ」や「コンシャスネス」がますます求められる時代になる事は必至でしょう。特に後者の「コンシャスビューティー」は現在欧州では主流になりつつありますが、日本でも若い世代を中心に、同様の効果が得られる化粧品であれば環境に配慮されたものを選びたい、という消費者が確実に増えてきていることを実感しています。

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