ストレスを癒す|月礼拝で鎮静のエネルギーに満たされよう
13 スヴァーナナーダ(至福に満ちたダウンドッグ)
息を吐いて、月のエネルギーを感じながら流れるようにダウンドッグに入る。かかとを交互に上下させながら、腰や背骨を自由に動かす。あごの力を抜き、首を自由に動かす。解き放たれた犬のように沸き起こる喜びを味わおう。
14 3本脚のダウンドッグ
ダウンドッグの姿勢で一呼吸おき、息を吸って右脚を空に向かって伸ばし、吐きながら右足を左足の隣に下ろす。息を吸って左脚を空に伸ばし、吐きながら前に踏み出してハイランジに入る。
15 ハイランジ
ランジの姿勢で息を吸い、息を吐いて、腰をゆっくりと左右に揺らしてリラックスしながら、右足をマットの前まで歩かせる。
16 ルナーウッターナーサナ
両足を揃えるか、腰幅に開き、頭を垂れるように前屈する。両腕を大地にあずけるように垂らし、手のひらは上に向ける。
17 立位のアナハターサナ
上体を起こし、両手を仙骨にのせる。両足を大地に根づかせたら、両脚から胸、頭頂へと引き上げていく。あごの力を抜いて、月の蜜のしずくを受けるように口蓋(口の中の上部)をゆるめる。
18 アンジャリムドラのバリエーション
ここで少し時間を取って内省をしてから、反対側のシークエンスに入ろう。終わったら再びこのムドラに戻り、献身、感謝、平和と万物の再生に祈りを捧げよう。
次は右脚を後ろに引いて最初のハイランジ(4)に入り、全シークエンスを繰り返そう。
月光の瞑想
この瞑想はシヴァ・レーが月礼拝のシークレンスを学んだビハール・スクール・オブ・ヨガで実践されているものだ。ぜひ練習の前後に取り入れてほしい。両脚を楽に組んで座り、ゆっくりと意識を眉間に向ける。今いる空間で、澄み切った夜空に輝く満月が海面の波を照らす様子をイメージする。海に映る月の光は深海まで届き、波頭でもきらきらと輝いている。このイメージを鮮明に描きながら、心と体に沸き起こる感情や感覚を観察しよう。ゆっくりとそのイメージから離れ、再び全身に意識を戻す。
ライター/アンドレア・フェレッティ
『ヨガジャーナル』誌の元シニア・エディター。月夜の練習を楽しんでいる。
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