体が硬い・痩せない…ヨガの効果を感じない時の乗り越え方

 体が硬い・痩せない…ヨガの効果を感じない時の乗り越え方
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須藤玲子
須藤玲子
2019-12-19

ヨガを続けているけれど、まだ体は硬いまま。体形に変化なし。みんなは変化を感じている様子で、なんだか置いてきぼり。もしかしたら自分にはヨガが合わないのでは?そう感じたことがある人はいませんか?このままヨガを続けていいの?そんな悩みを抱えた人へのアドバイスです。その壁、一緒に乗り越えましょう!

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ヨガをして変わったことは?

ヨガを続けると、一般的にはどんな変化があるのでしょうか?ヨガ経験者に聞くと、返ってくる答えはバラエティに富んでいます。主な意見をまとめてみました。

●リラックスできた
●痩せた・引き締まった
●柔軟性が高まった
●筋肉がついた
●運動のパフォーマンスが上がった
●よく眠れるようになった
●呼吸が深まり、イライラしなくなった
●自分にも他人にも優しくできるようになった
●ポジティブ思考になった
●生活のリズムが整った
●身体の癖に気づくようになった

など、人によって感じ方はまちまちのようです。

変化に違いがあるのはなぜ?

ヨガで感じた変化に個人差があるように、ヨガの効果は一言では言えないほどたくさんあります。「ヨガをすれば○○になる!」という単純なものではありません。ヨガは人と比べす、自分の体と心の声を聞き、繋げていくもの。誰一人として、体も心も同一という人はいません。だからこそ、変化も感じ方も人それぞれなのです。変化の大きさに違いが出てくるのも当然かもしれませんね。

どうすれば変化を感じられる?

続けていても変化を感じられない時、「私にはヨガが合わない。」すぐにそう決めつけるのはもったいない!まず、立ちどまり、初心に返ってみましょう。そしてヨガの基本を思い出してみて!

1.目的に合ったヨガをしてる?

自分の目的に合うヨガをしていますか?スケジュールが合わないからという理由で、希望とは違うレッスンに参加していませんか?チケットや会費がもったいないから、「とりあえず行く」パターンになっていませんか?効果や変化を実感したいなら、できるだけ自分の目的に合わせたヨガをすることが大切です。予定を合わせることが難しいようなら、他のスタジオもリサーチして、自分に合うヨガを探しましょう。

2.深く呼吸してる?

ヨガの基本は呼吸です。変化を感じるか否かは、呼吸が左右すると言っても過言ではありません。リラックスも、柔軟性を高めるのも、代謝を上げて痩せやすい身体を作るのも、全ては呼吸がキーポイント。レッスンに参加する時も、ポーズを深める前に、呼吸を深めてみましょう。呼吸を深めることが苦手だと感じるなら、呼吸法を学べる「プラーナヤマ」のクラスやワークショップを探して参加してみるのもいいでしょう。呼吸が深くできると、変化も感じやすくなるはずです!

3.自分に集中してる?

ヨガをしている時、自分に集中していますか?意識を自分に向けることで、「気づき」が生まれます。意識が外や他の人に向いてしまわないように、自分に集中しましょう。内観力や集中力が足りないと感じるなら、自分と向き合いながらポーズをキープする、「陰ヨガ」をやってみるのもいいでしょう。動きが少ないスタイルのヨガは、瞑想と同様に集中力を高めてくれるもの。「陰ヨガ」は座位や寝た状態のポーズがメインなので、難易度も低め。初心者でもできるヨガです!

4.目標に縛られ過ぎてない?

「純粋にヨガを楽しんでる?」自分の体と心に聞いてみましょう。目的にあったヨガをすること、目標に向かって進むことは大事ですが、もしかしたらゴールを意識しすぎていませんか?競争やランク付けをはじめ、「ミッションをクリアせよ!」と求められる社会で生きる私たちは、仕事を離れても目標に縛られがち。でも、ヨガのゴールは何かを達成することではありません。うれしい効果や変化も、ヨガを続ける過程で起きることの一つであり、実は体を柔らかくすることや痩せることがヨガのゴールではないのです。ヨガの目指すところは人生を豊かにして、幸せに生きることです。目に見える変化を求めすぎると、時にはストレスになり、本当は少しずつ変わっているのに、変化に気づけなくなることもあるかもしれません。変化を感じたいと思うなら、自由に楽しむことを重視してみてはどうでしょうか?また、ヨガとうまく向き合えていないと感じるなら、体を動かすことばかりではなく、マットの上を離れ、ヨガ哲学を学んでみてもいいでしょう。

求めすぎず今を楽しんで!

ヨガは体が硬くても、どんな体形であっても誰でもできます。呼吸を深めて自分に集中し、各々の目的に沿って純粋に楽しむ!ただそれだけです。心地よく感じる日もあれば、なんとなくすっきりしない日があるかもしれません。また、同じポーズでも、できることもあればできない日もある、それでもいいのです。体と心は日々変化するものであり、同じヨガをしても感じ方は異なって当然です。よい変化が全てではありません。マイナスな気づきも大切にする、それがヨガなのです。「ヨガが合わないのかも?」そんな気づきも前向きに受け止めることができたなら、気がついたら、体も心も柔らかくなっていて、期待していた変化を感じられるようになるかもしれません。求めすぎず今を楽しむ!意外にもそれが近道なのかもしれません。

ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト/Instagram:@reiyoga.reikosudo

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