寒くなると憂鬱に…「冬季うつ」の症状と5つの対処法
4.ヨガで対処する
軽度のうつ症状に対してヨガが有効であるという研究結果があります。軽いうつ症状の場合、ヨガで改善できる可能性があります。難しいポーズではなく、呼吸に合わせてゆったり動くポーズを選びましょう。また、セロトニンの分泌と呼吸は、深く関係します。ヨガでゆったりとした呼吸を意識的に行うことで、セロトニンを分泌させていきましょう。
呼吸に合わせて行うポーズとして「マルジャリャーサナ(猫のポーズ)」と「ビティラーサナ(牛のポーズ)」がおすすめです。「マルジャリャーサナ(猫のポーズ)」と「ビティラーサナ(牛のポーズ)」には自律神経のバランスと整える効果もあります。息を吐きながら背骨を丸くして「マルジャリャーサナ(猫のポーズ)」を取り、息を吸いながら背骨を反らし胸を開き「ビティラーサナ(牛のポーズ)」のポーズを取ります。自分の呼吸に合わせてゆったりと身体を動かしていきましょう。
5.専門家に相談する
最後に、専門家に相談することも大切です。もし、軽度のうつではなく、強い落ち込みを感じている場合や、落ち込みが長い間続く場合など、医療機関に相談した方が良いケースがあります。個人の判断で見極めることは難しいです。少しでもおかしいなと感じたら早めに受診することも必要です。うつ病は、早めに対処することで早めに回復することができます。ひとりで悩まず、専門家の力を借りましょう。
ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。
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