世界的ヨガ指導者に聞くヨガレッスンのつくり方|シンディー・リー氏の場合
STEP2:スーリヤナマスカーラA(太陽礼拝A)
1のヴァジュラーサナで得た感覚を動きに入れていく。ここでは、アーサナで動きの器官だと考えられている腕と脚に焦点を合わせる。こうすると腕と脚のおき方と空間での動かし方については、細かい点まで注意する価値がある。腕と脚に力が宿り、脊柱と内臓に活力と柔軟性がもたらされる。この慣れ親しんだ立位の動きで、前屈と後屈を交互に行って脊柱を動かす。
スーリヤナマスカーラA全体を通した意識の向け方
① 太腿の前面(大腿四頭筋)を常に大腿骨とハムストリングのほうに力強く引く。
② 腕と脚を動かすときは常に、腕と脚の付け根から動かす。
③ 前方への動きと後方への動きを拮抗させる。片足を前に踏み出すときには、反対の脚を後方に伸ばす。
④ 上にあがるためには、押し下げる。
2.アドームカシュヴァーナーサナ/ダウンドッグ(5回呼吸する間保つ)
3.ダウンドッグのバリエーション(かかとの上げ下げを3回繰り返す)
POINT:かかとを上げて坐骨を引き上げる。次に、脚が伸びるイメージで坐骨をできるだけ高い位置に保ちながらかかとを下げる(意識の向け方④)。
4. 歩く瞑想
ダウンドッグから前方に移動 時間をかけて行う。
5. ウッターナーサナ/立位前屈(3〜5回呼吸する間保つ)
POINT:自分の今の状態に意識を向け続ける 足を丁寧におくと、脊柱と呼吸にどのような影響があるか観察する
6.ターダーサナ/山のポーズ(3回呼吸する間保つ)
POINT:かかとが下に、頭が上に伸びるのを感じよう(意識の向け方④)。
7.ウールドゥヴァハスターサナ/手を上にあげるポーズ(息を吸いながら)
POINT:手からではなく腕の付け根から引き上げていく(意識の向け方②)。
8.立位前屈(息を吐きながら)
9.アンジャネーヤーサナ/ローランジ(息を吸いながら)
POINT:右足を後ろに下げる動きと左膝を曲げる動きを同時にしてみよう。こうすると、ローランジに滑らかに入れるようになる(意識の向け方③)。
10.ダウンドッグ(息を吐きながら)
11.プランクポーズ(1回呼吸する間保つ)
POINT:喉を開いたまま体を下げ、胸骨を前方に、かかとを後方に伸ばす(意識の向け方③)。
12.ヴァシシュターサナ(サイドプランクポーズ)のバリエーション
息を吸いながら体を開き、2〜5回呼吸する間保つ。
POINT:両足と下側の手を押し下げて、全身を引き上げる(意識の向け方④)。
13. 膝、胸、あごを床につくポーズ
プランクから息を吐きながら体を下げる。
POINT:両手の人差し指を押し下げて、脇の下の前面を引き上げる(意識の向け方④)。
14.ブジャンガーサナ ( コブラのポーズ)のバリエーション(息を吸いながら)
POINT:下位肋骨を床につけたまま、足の指を押し下げて胸部を引き上げる(意識の向け方④)。
15.ダウンドッグのバリエーション
片手を太腿に 2〜3回呼吸する間保つ
POINT:右手のひらを右太腿の付け根に当てて、その手を力強く太腿の裏側へ押す(意識の向け方③)。脊柱が長く伸びるのを感じよう。
16.ローランジのバリエーション
片手を太腿に 息を吐きながら足を踏み出し、2〜3回呼吸する間保つ
POINT:一方の脚を前に踏み出しながら、後ろの脚全体を伸ばし続ける(意識の向け方③)。
脚を入れ替えて12~16を同様に行う。手のひらを太腿に当てたダウンドッグの代わりに、ダウンドッグスプリット(片足の下向き犬のポーズ)を行う。太腿の付け根(手のひらを当てていた場所)から脚を引き上げる。
17.立位前屈
足を踏み出して息を吐き、息を吐きながら前屈を保つ
18.手を上にあげるポーズ(息を吸いながら)
19.山のポーズ(息を吐きながら)
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