POSE & BODY
膝の「過伸展」とは?理学療法士によるアーサナ過伸展チェックポイント
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最後に
膝が過伸展傾向だった方は、これからのヨガで過伸展を気をつけるよう心がけていけば心配いりません。高い柔軟性よりも、その可動性をコントロールする筋力が大切だということは、以前コラムでお伝えした通りです。過伸展の状態まで膝を伸ばしていた方にとっては、最初は膝を緩めると不安定な感覚があるかもしれません。しかし、過伸展を避けることで徐々に膝周囲の筋力がついてくるので、不安定感は解消していくはずです。結果的にそれが、膝関節の故障などを防ぐ助けになります。
ヨガの際、自分のアライメントに疑問や不安のある方は、ぜひインストラクターや理学療法士などの専門家に気軽に声をかけてみてください。ヨガが皆さんにとって、常に健康で安全なライフスタイルの一部であり続けることを願います。
参考
山本利春「測定と評価 現場に活かすコンディショニングの科学」(有)ブックハウスエイチディ,2004
ライター/堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。モデルやレポーターとして活動中ヨガと出会い、2006年にRYT200を取得。その後、健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士国家資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動機能回復のためのリハビリ治療に携わる。RYT200解剖学講師も務める。
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