ブラッド・ピットも実践するクンダリーニヨガの太陽礼拝をマスターしよう
ブラッド・ピットが熱心にセッションを受けているということでも話題になったクンダリーニヨガ。独自の呼吸法「火の呼吸」で人間の生命エネルギーを刺激するなど、数あるヨガの流派の中でもエネルギッシュでパワフルなヨガとしても知られている。人間のもつエネルギーを解放させるクンダリーニヨガの太陽礼拝を紹介する。
クンダリーニヨガの主な目的は、気づきを深めることだ。それゆえ、テネシー州ノックスビルのパタンジャリ・クンダリーニ・ヨガ・ケア・USAのディレクターで、ブラマチャリーニ(ベーダ語で尼僧の意味)であるジョーン・シヴァーピタ・ハリガンは、太陽礼拝でハムストリングを伸ばしたり、コアを強化するといった身体的な要素にはまったく着目していない。彼女が教えているクンダリーニ流の太陽礼拝は、畏敬、祈り、プラーナム(サンスクリット語でおじぎの意味)に関係している。形態としては、今日多くのスタジオで目にする太陽礼拝よりも、古代のリシ(聖仙)たちが行っていたものに近いと言えるだろう。
「太陽の形をなした神聖なものを崇めるという行為は、古代から、物質的な肉体だけでなく、微細なエネルギー体を活気づけるために行われていました」とハリガンは言う。彼女は、チャクラ(エネルギーの輪:物理的な具現化やセクシャリティ、活力、愛、コミュニケーション、直感、スピリチュアルなつながりに関する潜在能力を司る)やコーシャ(5層の鞘:私たちの存在を成り立たせている、身体、エネルギーの体、心の体、直感の体、悟りの体)などの概念と合わせて太陽礼拝を教えている。「私たちはこの地球で肉体を持ちながら、超越的体験が可能なスピリチュアルな存在でもあるのです」とハリガンは語る。
ハリガンにとっての太陽礼拝は、全身全霊の祈り以外の何ものでもない。「特に1日のスタートをきるには最適の練習です。その日の精神的な目標を確認しながら、プラーナ・システムを活性化し、大気中のエネルギーを取り込むのです」。
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