女医が語る「膣ケア・膣のアンチエイジング」どんな治療法があるの?

 女医が語る「膣ケア・膣のアンチエイジング」どんな治療法があるの?
Kenji Yamada
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女性器の変化を遅らせる「レーザー治療」とは

全身のアンチエイジングを考えているという吉田先生は、「膣内も肌であり、より敏感な粘膜だからこそ大切にケアすべき」と言います。更年期から閉経期に向かい女性ホルモンは急激に減少し、膣内だけでなく加齢によるトラブルが増えてきます。特に、エストロゲンが減少すると膣粘膜の萎縮や炎症、膣粘膜のひだの扁平化、乾燥や痛み、痒み、灼熱感が起こるだけでなく、膣のゆるみや尿漏れまで起こる可能性が高くなります。レーザー治療と聞くと少し怖い気もしましたが、渋谷スキンクリニックでは、「イン・シェイプレーザー」を採用し、レーザー照射によって、膣内の表面にドット状の微細な傷をつけることで再生力が高まり、膣粘膜が引き締められ、粘膜表面のゆるみが解消されるというもの。自分自身で修復しようと細胞が活性化することで得られる、再生機能を生かした治療法です。それと同時に低下した膣の分泌機能も改善すると言われています。また、膣内の乾燥を改善するため、ジェル状の美容液を注入するケアもあります。

「膣の中も、外側のデリケートゾーンも加齢とともにやせてきます。デリケートゾーンをふっくらさせる治療もあります。これは、見た目のためということもありますが、膣の中を守っていた部分が痩せてあらわになることで、内側に雑菌が侵入しやすくなってしまうということもあります。加齢による変化は、全身に現れます。膣のアンチエイジングケアをすることが、全身のアンチエイジングにもつながると思います。加齢による変化は誰にでも訪れることですが、前向きにケアに取り組んで快適に老化していけたら良いと私は考えています」(吉田先生)

膣の老化は女性なら誰にでも起こりうること! 恥ずかしがらず、きちんと自分の状態を把握し、対処するところから始めたいですね。

女医に聞く!「膣のアンチエイジング」って何をしたらいいの?どんな治療があるの?
photo by Kenji Yamada

教えてくれたのは…渋谷スキンクリニック院長 吉田貴子先生
帝京大学医学部卒業後、付属病院皮膚科学教室に勤務。都内クリニックの院長などを務めた後、2004年、皮膚科と美容皮膚科から渋谷スキンクリニックを始める。美容と健康のことをなんでも相談できるかかりつけ医の必要性を感じ、メディカルエステ、鍼灸、加圧トレーニング、美容婦人科等さまざまな分野を取り入れ、美容と健康のトータルサポートを行っている。

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text by Yuri Hayashi



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