【寝指対策に足の指をもっと使いたい!】歩き方に対する意識を変えるのに役立つイメージ術

【寝指対策に足の指をもっと使いたい!】歩き方に対する意識を変えるのに役立つイメージ術
AdobeStock

私たちの日常は無意識に任せた動作の連続です。そして無意識の動作によって必要以上の力みが体に生じて様々な不調を引き起こします。このコラムでは体の不調における動作と力みの関係性について探求しているアレクサンダーテクニークの実践者が、特定の動作について解剖学的な視点を交えて考察し、思考から体の使い方を変える方法を提案します。78回目のテーマは「足の指をしっかり使って歩く」です。

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足の指って意識している?

最近よく話題に上がるテーマに「寝指」があります。寝指とは足の小指や薬指が内側を向いてしまっていること。この状態では足の小指や薬指がしっかり使えないため、足裏にある3つのアーチが崩れ、体の歪みにつながります。だからこそ、寝指を矯正するエクササイズなどで対策をするのは重要です。

ところで「足の指をどのように使うのか」に対して無意識のままだと思いもよらぬところが力んで、せっかくエクササイズをしても本来の効果を活かしきれないことがあります。そこで「歩く」といった普段の何気ない生活の中でも、足の指を意識して使えるようになれれば、より効果的に寝指の対策ができるのではないでしょうか。

足の骨について理解を深めよう

足の指の使い方を意識的にするには、足の骨の形について理解を深めると脳が刺激され、使い方にも変化をもたらすことができます。
下は足裏と外側・内側・後ろから見た図です。

足の骨の図
イラストAC

筋肉があるので、自分の足を見ただけでは骨の形を把握するのは難しいですが、図にある通り、足はたくさんの小さな骨によって構成されていて、どこにもまっすぐなところはありません。骨は全て丸みを帯びています。足の裏として地面と接しているのは「面」ではなく、「点」であり、面全体で体を支えているというより、その中のいくつかの点が臨機応変に負荷を分け合って支えてくれているのです。

よく見かける足跡のイラストとして、土踏まずが欠けていたり、足の指の中間部分がなくて、指の付け根からちょっと離れたところに指の腹の跡が点々と5つ付いているものがありますよね。これは骨の形からみると非常に理にかなったイラストだといえます。それでも実際に体重が乗る骨は、さらに狭い「点」なのです。

このように認識を新たにすることで、足の裏を立体的なものとして感じられる人もいるかもしれません。

5本の指を無理なく使って歩くためのイメージ術

1. 視野を広げて首を自由にする
まずは周囲を見回したり、遠いところに視点を移したりして視界を広げましょう。これによって詰まっていた首が自由になり、総じて肩や腰、股関節、膝、足首といった関節が緩んで、本来の自由さを取り戻せます。

2. 足裏が地面と接する順番をイメージして歩く

足裏が地面と接する順番を思って歩く
イラストAC


歩くときは、先述の骨の形を踏まえ、足裏が地面と接する順番を思い描いてみてください。踵から小指の付け根を通って親指の付け根、そして5本の指までの点を繋ぐようなイメージです。

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足の骨の図
足裏が地面と接する順番を思って歩く