産後の腟ケア習慣がママの身体をすこやかに。irohaヘルスケアと考える子育て中のセルフケア

産後の腟ケア習慣がママの身体をすこやかに。irohaヘルスケアと考える子育て中のセルフケア
画像提供:株式会社TENGA
竹田歩未
竹田歩未
2026-03-26

株式会社TENGAが展開するセクシャルウェルネスブランド「iroha Healthcare(イロハ ヘルスケア)」は、ローンチ1周年を記念して「産後のママのための腟ケアセミナー」を開催。ゲスト講師には、女性医療クリニック「LUNAネクストステージ」院長の中村りょう子先生を迎え、産後の腟まわりに起こる具体的な変化や忙しい育児中でも取り入れやすい腟ケアについての知識をシェアしていただきました。

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女性の健康的な“性”と“生”をサポート

女性の性の健康に寄り添うセクシャルヘルスケアブランド「iroha Healthcare」。腟周辺や性機能、女性特有のお悩みに役立つ製品やサービスを展開している同ブランドが3月18日に1周年を迎えたことを記念しオンラインセミナーを開催しました。

テーマ
【ブランドローンチ1周年記念】産後のママのための腟ケアセミナー

登壇者
女性医療クリニック「LUNAネクストステージ」院長 中村りょう子先生

産後の腟周りの変化

出産後の身体は、非常に大きなダメージを受けています。中でも腟まわりにはどのような変化があるのでしょうか。

中村先生によると「一番ダメージを受けているのは会陰まわり。出産時の会陰切開や裂傷によって損傷しているため、違和感が残る場合があるとのこと。さらに産後はホルモンバランスの急激な変化が起こり、特に授乳中は女性ホルモンが不足するため腟が乾燥しやすく、カンジダにもなりやすい。」と解説。

また、半数以上の経産婦が経験しているという尿漏れについて、「産後の尿漏れは、出産によって骨盤底筋(骨盤の底部に存在するハンモック状の筋肉群)がゆるむことや授乳中のホルモン変化が主な原因。通常は授乳後1年ほどで骨盤底筋や腟まわりが元の状態に戻りますが、それ以降も尿漏れが治らない場合は今後トラブルはより酷くなる恐れもあるため、しっかりケアをする必要がある。」と呼びかけました。

産後ママでも無理なくできる腟ケア方法

産後は赤ちゃんのお世話が最優先になり自分のケアは後回しになりがちで、身体に不調が起こっても放置してしまいがちなのがリアルなところ。自身も2児の母親である中村先生から、産後のママでも実践しやすい具体的なケアの方法を教えていたただきました。

中村先生は、子どもが生まれてからは自分のためのケアの時間が取りづらくなったことを振り返り、「洗面所やバスルームに腟ケアグッズを置いておき、毎日ではなくて良いので気づいたタイミングでケアするだけで十分。」とコメント。

①洗浄ケア

一般的なボディソープではなく、フェムゾーン(デリケートゾーン)のためにpH値が設計された専用ソープを使いましょう。出産直後〜約1ヶ月後は悪露(おろ)という分泌物が排出される時期で、腟まわりに不快感が起こりがちです。そのため隅々まで洗いたくなりますが、洗うべき部位は大陰唇と小陰唇周辺、腟前庭、腟口の部分のみ。腟内には自浄作用があるため、腟の中まで洗う必要はありません。むしろ洗ってしまうと良い常在菌を洗い流してしまい、雑菌が繁殖しやすい状態を引き起こしてしまいます。

②保湿ケア

特に経腟分娩で出産した方は、会陰まわりがダメージを受けたことによって起こる違和感の軽減や、その回復をサポートするために保湿が重要。一か月検診で異常が無ければ保湿ケアを始めても問題ないとのこと。塗布する範囲は、大陰唇と小陰唇周辺、腟前庭、腟口のみでOK。腟の中まで保湿する必要はありません。アイテムを選ぶ際は、産後の敏感な時期でも安心して使える医薬部外品を選ぶのが良いでしょう。

③腟マッサージ

授乳中は女性ホルモンの減少により腟が乾燥しやすい状態になっています。また、産後の腟周りは肩が凝った状態のように硬くなりがちです。血流が悪くなると痛みの原因になったり、筋肉自体が動きにくくなるため腟トレの効果も減ってしまうのだとか。腟マッサージによって腟や骨盤底筋をほぐすことで、血流アップにつながります。

腟マッサージは、清潔な指または専用のマッサージスティックを使用して行います。腟の上側を時計の12時とした場合の3〜5時と7〜9時の方向を、固まっている筋肉をほぐすように優しく撫でるやり方が基本。慣れてきたら痛みのない範囲で押したり離したりして圧迫してみましょう。

おすすめアイテム
iroha Healthcare インナーマッサージスティック

日本初の腟マッサージ専用医療機器。腟の中に指を入れることに抵抗がある方や、ネイルをしている方は腟マッサージ器具が使いやすい。

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iroha Healthcare インナーマッサージスティック(画像提供:株式会社TENGA)

④骨盤底筋トレーニング

骨盤が元に戻り始める産後1か月〜半年以内に始めると尿漏れ改善に効果的。息を吐きながら肛門・腟・尿道を締めて骨盤底筋をギューッと引き上げるイメージで行います。基本姿勢は仰向けの形ですが、コツが掴めてきたら立ち・座り姿勢でもOK。中村先生自身も、産後の尿漏れに悩んでいた頃、骨盤底筋トレーニングに取り組むことで徐々に改善したと語ります。

骨盤底筋トレーニングの頻度や回数について、効果的なのは1日5分以上ですが、一度に行う必要はなく、仕事や家事をしている間など思い出した時に実施する「ながらトレーニング」でも十分。筋肉のトレーニングなので、他の部位と同じく回数を積み重ねることが重要です

おすすめアイテム
iroha Healthcare ケーゲルチェッカー

自宅で腟圧をチェックできる骨盤底筋測定アイテム。

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iroha Healthcare ケーゲルチェッカー(画像提供:株式会社TENGA)

中村りょう子先生からのコメント

出産という大仕事を終えた女性の身体は、大きなダメージを負っています。新しい命との出会いという喜びの一方で、置き去りにされがちなのは、母親の心と体の回復です。 この変化を「当たり前」と見過ごさず、いたわることが大切です。例えば、骨盤底筋のゆるみによる尿漏れ、会陰部裂傷、悪露によるフェムゾーンのムレやかゆみなど。これらは単なる一時的な不調ではなく、QOL(生活の質)を著しく低下させ、日々のストレスの要因となります。

産後のケアは、贅沢でもわがままでもありません。母親になった女性自身が健やかに笑えていることこそが、お子さんに注ぐ愛情の源になると思います。本セミナーが、人に相談しづらい悩み解決の一助になり、心身と対話する第一歩となることを願っています。

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中村りょう子先生(画像提供:株式会社TENGA)

近年、女性の健康にとって腟ケアの大切さが少しずつ知られるようになってきています。今回のセミナーでは、産後の身体の変化に触れながら、なぜ腟ケアが大切なのかを具体的に学ぶことができました。慌ただしい子育ての毎日の中でも、たった1分でも自分の身体に目を向ける時間を持てることで、気持ちの面でも少し前向きになれるかもしれません。

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