〈更年期と5月〉5月に体調を崩す人が無意識にやっている「良かれと思った裏目行動」
5月に入り「なんとなく体調や気分が優れない」と感じていませんか? 実は、この時期に調子を崩しやすい人ほど、無意識に「環境や変化に早く適応しよう」と頑張りすぎている可能性があります。 本記事では、更年期世代の心と体に寄り添うサービス「よりそる」代表の高本玲代さんが、5月の不調の落とし穴と、無理なく乗り切るための「適応ではなく『慣れる』過ごし方」を自身の体験を交えて解説します。
5月になると、「なんとなく調子が崩れてきた」と感じる方が増えてきます。
4月に環境が変わり、少しずつ慣れてきたと思ったタイミングで、連休が入り、また生活のリズムが変わる。
そして連休明けには、再び通常の生活に戻る必要が出てきます。
さらに、気候の変化も重なり、気温差や湿度の影響を受けやすい時期でもあります。
このように5月は、いくつもの変化が重なるタイミングです。
そのため、「生活サイクルの変化にうまく適応できていない」と感じる方が多くなります。
動ける日に「取り戻そう」としてしまう
こうしたときに多く見られるのが、「動ける日に一気にやろうとする」という行動です。
少し調子がいい日があると、遅れを取り戻そうとしたり、普段通りに戻そうとしたりする。
一見すると前向きな行動に見えますが、ここに一つの落とし穴があります。
それは、「適応しなければいけない」という前提で動いてしまっていることです。
そもそも「すぐに適応する」のは難しい
環境が変わる。
生活リズムが変わる。
気候も変わる。
こうした複数の変化が重なっている状態で、すぐに元通りに適応しようとすること自体、本来は簡単なことではありません。
それにもかかわらず、
「早く元に戻らなければ」
「ちゃんと適応しなければ」
と考えてしまうと、無理にペースを上げることになります。
その結果、エネルギーを消耗し、さらに調子を崩してしまう。
そして、また動けなくなる。また焦る。また無理をする。こうした流れに入りやすくなります。
崩れる人ほど、「適応しよう」としている
ここで少し視点を変えてみると、調子を崩しやすい方ほど、実は「ちゃんと適応しようとしている」ことが多いものです。
・元の生活に戻そうとする
・周りと同じように動こうとする
・これまで通りにこなそうとする
つまり、頑張っていないのではなく、むしろ頑張りすぎている状態です。
必要なのは「適応」ではなく「慣れていくこと」
では、どうすればいいのでしょうか。
ここで大切なのは、「適応しよう」とするのではなく、「慣れていく」という考え方に変えることです。
今はまだ途中の状態。すぐに元通りにならなくていい。
そう前提を変えるだけでも、体への負担は大きく変わってきます。
「今は慣れる時期」として過ごす
5月は、
「整える時期」というよりも、
「慣れる時期」として捉えることが大切です。
無理にペースを合わせるのではなく、今の状態に合わせて動く。
動ける日があっても、やりすぎない。調子が悪い日は、無理をしない。
そうした調整を繰り返しながら、少しずつ体を慣らしていく。
この積み重ねが、結果的に安定につながっていきます。
最後に
5月に調子を崩しやすいのは、決して意志が弱いからではありません。
環境の変化が重なり、体がまだ適応しきれていない状態にあるからです。
だからこそ、焦って合わせにいくのではなく、「今は慣れる時期なんだ」と捉えてみてください。
その視点の違いが、この時期の過ごしやすさを大きく変えていきます。
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