管理栄養士が警鐘!食事にまつわる〝〇〇は毒〟はホント?!リスク回避は意外な方法だった

管理栄養士が警鐘!食事にまつわる〝〇〇は毒〟はホント?!リスク回避は意外な方法だった
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年齢とともに、「たくさん食べられない」「食欲がわかない」「すぐお腹がいっぱいになる」と感じていませんか?食事の量が減ったことに不安を覚えながらも、「無理に食べるのはつらい」「健康のためにもっと食べなきゃ」という焦りとの間で悩む方は少なくありません。管理栄養士であり、登録者数60万人超えの大人気YouTuberの関口絢子さんの著書『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)より、内容を一部抜粋して紹介します。

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〝〇〇は毒〟の信ぴょう性を見極めることが大切

アメリカでは、〝クランチー・ティーン〞と呼ばれる自然派志向の10代の若者たちが、「添加物NG」「精製油は毒」といった極端な考え方をSNSで拡散し、大きな影響を与えているのをご存じですか?日本でも同じく、テレビやSNSでは毎日のようにさまざまな健康情報が発信されています。その影響で「小麦は食べない」「乳製品はとらない」といった制限をして、食事の幅をさらに狭めてしまっている少食さんもいらっしゃるかもしれません。ですが、「あなたにとってはどうなのか」を考えることが大切、というのが私の意見です。

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先述したクランチー・ティーンのなかには、必要な栄養まで制限してしまっていたため、貧血や体重減少、摂食障害のような状態になっている10代も出てきています。小麦や乳製品にしても、腸に疾患があったりアレルギーを持っていたりする方なら控えたほうがよいでしょう。でも、そうでないなら必ずしも悪影響があるとはいえません。情報のなかには役立つものもありますが、「誰かにとってよかったもの」が「自分にも合う」とは限らない、という視点を忘れないことが大切です。

「気軽にいろいろ食べる」がいちばんのリスク回避

私がおすすめしたいのは「悪い食べ物を排除しよう」という考え方より、「いろいろ食べよう」という考え方です。食べ物にはどれも長所・短所の両方があり、「◯◯を食べることで◯◯の短所が抑えられる」といった効果もあります。ですから、気楽にいろいろ食べるのが結局いちばんのリスク回避になるのです。また、健康情報が信頼できるものかどうかを見極めるのも大切なことです。

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過激な情報の発信元には、たいてい「宣伝」がひそんでいます。「◯◯は毒!絶対食べないで!」といった発信が、じつは自社商品の購入をすすめるものだったり、単に注目を集めたいだけだったりすることはよくあるものです。まずは、情報を発信しているのが信頼できる医療機関・公的機関・専門家であることを確認しましょう。さらに、複数の情報源を参考にすれば、より安心できます。何より、もっとも信頼できる情報源は自分の心身です。何を食べると心地よく、本当に元気になれるのか、自分の感覚にゆっくり向き合ってみましょう。

『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)
『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)
 

この本の著者…関口絢子

料理研究家・管理栄養士。東京都生まれ。川村学園短期大学食物学科卒業。「食とアンチエイジング」の関係が注目されていなかった20年以上前から、インナービューティースペシャリストとして情報を発信し、先頭を走り続ける。テレビや雑誌等のメディアを中心に、健康・美容・ダイエットに関するレシピや栄養情報を提供。2020年に開設したYouTube「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」は登録者60万人を超える人気チャンネルとなっている。米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。日本抗加齢医学会認定抗加齢指導士

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『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)