「急に体重が増えた…」40代女性に多い朝食の間違い3つを管理栄養士が解説

「急に体重が増えた…」40代女性に多い朝食の間違い3つを管理栄養士が解説
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中村瑞樹 管理栄養士
中村瑞樹
2026-03-02

「朝は〇〇だけです」「意識して◯◯を食べています」そんなふうに、自分なりの朝の過ごし方、朝食やパターンを持っている方は多いものです。それ自体は決して悪いことではありません。ですが、ダイエットの相談に来られる40代女性で「急に体重が増え始めた」というケースでは、その原因が朝食に隠れていることが少なくありません。ここでは、よくある朝食の間違いを3つ、管理栄養士の視点から解説します。

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間違い① 野菜たっぷりorフルーツたっぷりの朝食

ダイエット相談で非常に多いのがこのパターンです。野菜や果物を意識しているのは素晴らしいことで、ビタミンやミネラル、ポリフェノールが補えるという点では大きなメリットがあります。

ただし、野菜だけ・フルーツだけという場合、たんぱく質が慢性的に不足しています。

材料となるたんぱく質が不足することで、筋肉量が徐々に低下し、基礎代謝が落ち、結果として太りやすい体に傾いていきます。体力も落ちやすく、無意識のうちに活動量が減って消費カロリーも低下する−そんな悪循環に入ることもあります。

野菜や果物を摂る習慣は続けつつ、卵・納豆・サラダチキン・ヨーグルトなどたんぱく質を含む食べ物を「ちょい足し」するだけで、やせやすい朝食バランスに近づきます。

「足すと食べ過ぎなのでは」と気にする方もいますが、多くの場合、たんぱく質をプラスすることで、日中の調子が良くなる方や、体重コントロールがしやすくなる方がほとんどです。

間違い② 朝はコーヒーだけ(朝食を食べない)

「時間がない」「お腹が空かない」あるいは、摂取カロリーを控えたい、という理由で朝食を抜いている方は少なくありません。厚生労働省の調査では、朝食を食べない30〜40代女性は4〜5人に1人程度と報告されています。

朝食をとらないまま昼食を迎えると、血糖値が急上昇しやすくなり、インスリンが大量に分泌されます。すると脂肪が合成されやすい状態になり、太りやすさの一因になります。また、空腹感からくる集中力の低下、たんぱく質・マグネシウム・食物繊維の不足が慢性化するため疲労感や便秘、メンタルの不安定さにも繋がることがあります。これらも間接的には太る原因になります。

無理して食べる必要はありません。ゆで卵、スムージー、ヨーグルトなど、「何かしら口にする」ことから始めてみましょう。

間違い③ シリアル・グラノーラだけの朝食

パッと用意できて、洗い物が不要なシリアルですが、それだけの朝食は要注意です。

糖質からエネルギーは補えますが、たんぱく質やミネラルが不足しやすく、筋肉量の低下や慢性的な便秘につながることがあります。

グラノーラもヘルシーな印象がありますが、実は落とし穴があります。それは「砂糖」です。砂糖が多く使われている商品では満腹感は一時的に得られますが、数時間後には空腹感を感じてしまいやすく、間食や次の食事でエネルギーが多くなる傾向があります。それが、結果的に太りやすさにつながります。この空腹感の背景には、血糖値の急激な上昇と下降が関係しています。

このような特徴を持つグラノーラは、血糖値の乱高下を防ぎやすく、おすすめです。

  • オーツ麦など全粒穀物が主原料のもの
  • 食物繊維強化タイプ
  • 砂糖が少なめのタイプ

さらに、先に紹介した通り、たんぱく質や野菜を「ちょい足し」で栄養バランスを整えるのがおすすめです。

完璧を目指さず「自分なりに」整えてみよう

たんぱく質食品のイメージ

更年期を迎える世代は、ホルモンバランスの変化により筋肉量が落ちやすく、代謝もゆるやかに低下していきます。ここに朝食のアンバランスが重なると、太りやすさが加速してしまうこともあります。

とはいえ、朝は忙しく、自分の食事に時間をかけられない方も多いですよね。だからこそ、時間を増やすのではなく、「何を選ぶか」を少し見直すだけで十分です。

完璧を目指す必要はありません。まずは一つ、できそうなことを取り入れて、栄養バランスを整えてみましょう。

理想の体づくりは、朝の選択から始まります。この記事が、ご自身の朝食を見直すきっかけになれば嬉しいです。

【参考文献】

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