〈魔法のツボ〉「疲れが抜けないなら試してみて」押してゆだねる、ツボ刺激で深まる仰向けリラックス法
疲れが抜けない、体がおもだるい、それは単なる「運動不足」や「年齢のせい」ではなく、中医学(東洋医学)でいう「気血の巡り」が滞っているサインかもしれません。忙しい日常や情報過多の現代では、休んでいるつもりでも無意識に心も体も緊張し続けている人が多いといわれます。そんなときに取り入れたいのが、ツボ押しとリラックスポーズを組み合わせたセルフケアです。ツボへのやさしい刺激と、呼吸に合わせたポーズで、心身の緊張がほどけ、休んでも取れなかった疲れにアプローチします。是非試してみてください。
ツボは全身の巡りとつながっている
押すと「いた気持ち良い~」と感じるツボは、体表の一点で思われがちですが、全身の巡りと関係しています。ツボ(経穴)は体内を巡る主要な気血の通り道である経絡(けいらく)の上に位置すると考えられています。
古くから鍼やお灸によって五臓六腑のさまざまな不調に用いられてきました。ツボへの刺激は、その場所だけではなく、離れた部位にも影響し全身の巡りに関わりがあると考えられています。(例:脚のツボを押してお腹に変化が表れるなど)
気・血・津液(水)の滞り
ツボの周囲には神経や血管が集まりやすく、筋肉のコリや緊張が溜まりやすいのも特徴です。中医学(東洋医学)では、体の不調や違和感は気・血・津液(水)の流れが滞ることで生じると考えます。
巡りが滞ると、五臓六腑の働きがスムーズにいかなくなり、筋肉や組織に張りやこわばり、重だるさなどとして表れやすくなります。ツボを押した時の「いた気持ち良い~」感覚は流れが動き始める表れとも言えます。
女性の「血」にまつわるツボをやさしく促す
~血海と衝門~
今回ご紹介する2つのツボはどちらも「足の太陰脾経」に属する婦人科や消化器とも深く関わるツボです。
「血海」
古くから婦人科の不調と深く関わるツボ。中医学には「女性は血を本(もと)とする」という考え方があり、血の巡りは心身の状態に大きく影響します。「血の海」と呼ばれる血海のツボは、月経にまつわる不調や冷えが気になるときに大切なツボの1つです。
場所:膝のお皿の内側をさわり、上の角から指3本上のところ
「衝門(しょうもん)」
骨盤内へと繋がる要のツボ。下半身の冷えや重だるさ、滞りを感じるときなど。座りっぱなしの時間が長い現代人は固まっている可能性が高い。
場所:股関節の太ももの付け根、鼠径部、血管がドクドクと拍動する辺り
<ツボ押しやり方>
指の腹でゆっくり真上から押し「1、2、3、4、5」力をゆっくり抜いて離す
<POINT>呼吸に合わせて息を吐きながらゆっくり押すと良いでしょう。(5カウント×3回)
仰向けがっせきのポーズでリラックス
押したツボから経絡の流れを促進させ気血を巡らせます。
1、仰向けになり両膝を立て
2、足裏を合わせて、ゆっくりと膝をひらく
3、両腕をバンザイ、または両肘をつかんで胸をひらく
4、ゆっくりと呼吸をして両膝内側(血海)や骨盤の内側(衝門)から全身へ広がるイメージで行き渡らせる
参考図書:中医養生ヨガ®指導者テキスト
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