【寝る前5分】足首に靴下のあとがくっきりついてしまった日に…足の付け根をグーンと伸ばすストレッチ
デスクワークをした日や、座って過ごす時間が長かった日――。いつもより靴下や靴がキツく感じませんか? 足のむくみって、ツラいですよね。そもそも椅子に座っている時というのは、足の付け根・鼠径部(そけいぶ)を曲げた姿勢が続くため、リンパ液の流れが滞りやすくなって、むくんでしまうんです。でも大丈夫、リンパ液の流れは筋肉の動きによって刺激できます! ここでは、寝る前5分でできる「足すっきりストレッチ」のやり方をご紹介していきます。
今日から始めよう! 長時間座って過ごす人が「鼠径部」をストレッチするといい理由
「夕方になると、足首に靴下のあとがくっきり…」――。
朝はスッキリしていたのに、1日の終わりに近づくにつれて“足がパンパンでダル重い”と感じることはありませんか? こんなふうに、最近むくみやすくなったな…とお悩みの人は、もしかしたら鼠径(そけい)リンパ節の滞りが関係しているかもしれません。
鼠径リンパ節は、足の付け根・ビキニラインにあるリンパ節。ヘソより下の腹部のリンパ液と、両足のリンパ液が流れ込む中継地点のような場所です。そして、複数のリンパ節が集まって、リンパ節群を形成しているとても重要な場所でもあります。
リンパ液の主な働き3つ
ではまず、リンパ液がどのような働きをしているのか見ていきましょう!
- 老廃物や余分な水分の回収
- 老廃物などを運び出し、排出する
- 有害なものが入り込んでいないかチェックし、攻撃するなどして体を守る免疫機能
リンパ液の流れがスムーズだと、体内の老廃物や余分な水分、毒素が効率よく排出されてむくみ・疲労感が改善されます。また、免疫機能が向上して、風邪や感染症にかかりにくい健康な体を維持しやすくなったり、肌の不調が改善されたりするケースも見られます。
リンパ液は血液よりも滞りやすい
ここで重要なのが、リンパ液は血液と比べて流れが滞りやすいと言われていることです。血管は心臓という強力なポンプにつながっていて、全身に向かって血液が押し出される一方で、リンパ管にはそういったポンプが存在しないからです。
特に、長時間椅子に座って過ごす人の場合、鼠径部を曲げて常に圧迫していることになるため、下肢からのリンパ液の流れが滞りやすくなります。
でも大丈夫。
リンパ液の流れは、筋肉の動きによっても刺激されるため、体を動かす、筋肉量を増やす、筋肉の凝り固まりをケアすることで対策ができます。
【寝る前5分・足すっきり】足の付け根を気持ち良く伸ばして、リンパ液の流れを促すストレッチ
<やり方>
1)正座で座り、両手を体の前につく。足は重ねず、かかとを自然に開く
2)右ひざを外に開いたら、かかとを恥骨の前にセット。左足は、うしろに真っすぐ伸ばす。お尻を下げて、骨盤を床と平行にする
左足の付け根を床に近づけて、伸び具合を調節しながらストレッチをする<回数:5呼吸~>
3)上体を右にねじって、左足の付け根の伸びを深める<回数:5呼吸~>
4)足を入れ替えて、反対側もおこなう
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