背中を伸ばすだけでは【猫背は解消しない!?】デスクワーカーにおすすめ|1分でできる呼吸リセット

背中を伸ばすだけでは【猫背は解消しない!?】デスクワーカーにおすすめ|1分でできる呼吸リセット
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吉田巴瑛
吉田巴瑛
2025-09-13

長時間のスマホ使用やパソコン作業、家事や育児。現代人の多くが悩む丸まった背中=猫背は、実は姿勢の問題だけではありません。呼吸の浅さや、偏った筋肉の使い方などが複雑に関与しています。「背筋を伸ばそう」とがんばってもすぐに戻ってしまう人のための、呼吸から整える猫背改善アプローチのご紹介です。

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猫背改善のカギは「呼吸×インナーマッスル」

猫背になると、胸や肋骨まわりが縮こまり、呼吸が浅くなります。その結果、本来うまく働いてほしい前鋸筋(ぜんきょきん)や、肋骨まわりのインナーマッスルが使えない位置に固定されてしまうのです。

この悪循環を断ち切るには、無理に背中を伸ばすのではなく、「正しく呼吸できる位置」に筋肉を整えることが必要です。

猫背
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呼吸法で筋肉が鍛えられる

・前鋸筋(ぜんきょきん)
肋骨と肩甲骨をつなぐ筋肉で、呼吸を助ける「補助呼吸筋」としても重要な役割を担う。前鋸筋が硬くなると猫背を助長し、呼吸がさらに浅くなる。

肋骨まわりの筋肉(外肋間筋・内肋間筋など)
肋骨の動きが悪くなると、深い呼吸ができず、胸郭が広がらない。そうするとインナーマッスルが働きにくくなり、姿勢保持力が低下してしまう。

呼吸を意識して行う猫背改善ストレッチ

呼吸を深めて、骨盤から肋骨を「本来の位置」に戻すことで、背骨がスッと伸び、腰痛の予防にもつながります。朝のリセットにも、夜のリリースにもぴったりのストレッチを、毎日続けてみてください。

①仰向けに寝たら両膝を曲げて、骨盤を後傾させます。腰が地面から浮かないようにしっかりとつけましょう。

仰向け膝を立てて骨盤後傾
photo by Tomoe Yoshida

②右腕を真横に伸ばし、ひじを90度に曲げ、指先を頭の上に向けます。左腕は天井に向けってまっすぐ伸ばします。

肘曲げて腕を天井に
photo by Tomoe Yoshida

③両膝を左に倒します。このとき、骨盤は後傾したまま行いましょう。

膝を横に倒す
photo by Tomoe Yoshida

④脚を倒したまま、鼻から吸う、口から吐ききる、息を5秒止める、を10回繰り返します。反対側も同様に行いましょう。

動画で丁寧に行いたい方はこちら

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仰向け膝を立てて骨盤後傾
肘曲げて腕を天井に
膝を横に倒す
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