【3分でスッキリ】作業の合間にできる肩と首のコリや痛みを解消するスワイショウとヨガポーズ

【3分でスッキリ】作業の合間にできる肩と首のコリや痛みを解消するスワイショウとヨガポーズ
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本田雄介
本田雄介
2025-09-30

家事やデスクワークなどで同じような姿勢が続くと、肩首周辺もこわばり、血流が滞りやすくなります。血液を通じて十分な栄養や酸素がいきわたらず、痛みやコリの原因に。立った姿勢で簡単にできる動きを紹介しますので、ちょっとした合間の気分転換もかねて取り入れてください!

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肩こり解消の秘訣は、肩以外も動かすこと!

今回ご紹介するのは、中国発祥の健康法「スワイショウ」と、ヨガの応用ポーズ「立位のうさぎのポーズ」です。どちらも、肩まわりの動きはもちろん、股関節や背骨の動きが入っています。人の身体というのは全体の調和で成り立つものです。「肩」と言っても、下の図のようにいろいろな骨と関節の組み合わせです。

腕の骨(上腕骨)は肩甲骨にくっついていますし、肩甲骨は鎖骨や肋骨につながっています。肋骨は背骨につながっていて…と、肩と言ってもいろいろな骨や筋肉のつながりでできています。他の部分も動かすことが、結果的に肩周りをほぐすアプローチにもなります。

肩周辺
photo by Canva/Yusuke Honda

例えば渋滞の時って、一番混んでる道路を交通整理するだけでなく、各地からの交通量を分散させることで、渋滞の解消につながりますよね。肩以外のところも動かして調整することで、滞りやつまりを解消していきましょう。

スワイショウ

スワイショウは、中国発祥の健康法。シンプルで手軽に行えるのに、とってもスッキリ感が味わえる全身運動です。私は朝起きた時、まず最初にこの運動をして、全身をほぐしています。

1)両足を腰幅~肩幅に開いて立ちます。少し腰を落として、膝をゆるめましょう。

2)腕の力を抜き、遠心力で体幹から左右に捻っていきます。

スワイショウ1
photo by Yusuke Honda
  • 背骨はまっすぐ、リラックスしながら、ぶらーんぶらーんと腕を巻き付けるように。
  • 自然な呼吸と共に1~2分行いましょう。ただただ動きに身をゆだねるのがポイント! 
スワイショウ2
photo by Yusuke Honda

この動きは、体の中心である脊柱と、そこからつながる肩関節や股関節、全身を動かせるのがよいところ。回旋運動(ひねりの動き)が左右差や筋バランスも調整し、血流促進効果も期待できます。頭を空っぽにして行っていると、平気で5分すぎていることも(笑)。 力まずに行えるので、筋肉の緊張もとれやすいのだと思います。単純運動に身を任せていると、神経的にも自然にリラックスに向かいますよ。

立位のウサギのポーズ

ヨガのウサギのポーズを、立位にアレンジしたものです。軽い前屈と、頭を心臓より低くする逆転の動きです。こちらもシンプルな動きではありますが、多少の注意が必要です。高血圧の方や、立ち上がった時にめまいを起こしやすい方などは、キープ時間を短くして、様子を見ながら行ってくださいね。

1)手を後ろで組みます。先に肩を下げて首回りにスペースを作りましょう。

2)膝を曲げ、太腿に上半身をだら~んと預けていきます。

3)頭を下向きにし、組んだ手は天井方向に上げていきます。頭が下になると、肩が詰まってくる人もいますので、腕を伸ばしながら肩を耳から離す意識で。

  • 3~5呼吸、ゆったりと行い、手を腿に置きながらゆっくりと起き上がっていきましょう。 
立位うさぎ
photo by Yusuke Honda

このポーズは普段とは異なる肩や腕の動きを入れて、胸の筋肉などの緊張も緩めます。体の背面もゆるやかに伸ばされますので、上半身に深く呼吸が入りやすくなるのでは。
また、上半身を逆さまにすることで、下半身の血液を心臓に戻すデトックス効果、内臓位置も調整され、横隔膜への刺激による呼吸の深まり、首や肩が頭の重みから解放される、等々が見込まれます。

簡単に言うと、とにかく「スッキリ」しますよ!

つらい首や肩のコリ、疲労感…大切なのは同じ姿勢を続けないこと。1時間に1回くらい、体をほぐす時間を設けてみて下さいね。

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