首肩のコリが楽になる!ストレッチ効果がぐんとアップするセルフケア
慢性的な首コリ、肩コリ悩まされていませんか?首や肩を一生懸命揉んでもすっきり改善しない場合には首肩以外の場所にアプローチしてみると良いかもしれません。そこで今回は、全身の繋がりから首肩のコリもすっきり改善するセルフケアをご紹介します。
首肩だけを揉んでもコリが取れない理由
コリとは筋肉の持続的な緊張や血流の悪化によって硬くこわばった状態を指します。首肩をピンポイントに揉んでも疲れがとれない、慢性的な疲労感がとれない場合にはその部位だけの問題ではないかもしれません。
体は単独部位で動いているのではなく筋肉、筋膜などの組織を介して全身つながっています。その繋がる部位のどこかが引っ張られてしまうようなことがあると他の部位に影響を及ぼしてしまいます。
首肩と繋がる体の後面
全身には筋肉と筋膜を介し互いに引っ張り合う張力のライン=アナトミートレイン(筋筋膜経線)があると考えられています。その一つに後面をつなぐ浅層バックラインがあります。このラインは足裏から頭部まで後ろのラインが繋がっています。体の後面の筋肉は姿勢を維持するために常に働いているため、疲労しやすい部位でもあります。このラインのどこかに緊張や疲労があるとほかの部位にも影響することが考えられます。
浅層バックラインとは
浅層バックラインはスーパーフィシャル・バック・ラインといわれ、足底筋膜⇒アキレス腱⇒腓腹筋⇒ハムストリングス⇒仙結節靭帯⇒脊柱起立筋⇒後頭筋⇒帽状腱膜⇒前頭筋という順番で、筋肉が筋膜を介して繋がっています。
特に、首、肩のコリはおでこや頭部が連鎖しやすいことがあります。一部が短くなると補うためにほかの部分が引っ張られるため、後面のライン全体的なケアをすることが大切です。
首肩のコリが楽になる!ストレッチ効果をアップさせるセルフケア
今回は、首肩のコリが楽になるエクササイズを行う前にぜひやってもらいたいセルフケアをご紹介します。このセルフケアを行ってからエクササイズをすると、全身の後面がほぐれて伸びて、首肩のコリや慢性疲労の回復につながりますよ。
<やり方>
1)前頭筋のおでこをほぐす
2)帽状腱膜の後頭部の頭頂から上部をほぐす
3)後頭筋の後頭部の下周辺をほぐす
4)ボールなどで足裏の全体をほぐす
5)両手両足で床を押し、お尻を高く持ち上げて、体全体で三角形を作るような姿勢になり(ダウンドッグポーズ)、全身の後面を伸ばす
6)5)の姿勢で、足踏みをするように片足ずつ曲げ伸ばしをする
参考図書:アナトミー・トレイン第3版
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