【意外】手のコリがほぐれると首や肩までスッキリする!座ってできる手・指・手首ストレッチ


疲れが溜まった時に影響を受けやすい首肩まわり。コリ・ハリを解消するための方法は様々ありますが、意外に見落としがちなのが手のケアです。毎日酷使している手・指・手首をストレッチすることで首肩まわりがスッキリします。今回は誰でも簡単にできる方法をご紹介します。
手の働き
手は日常生活の中で握る・つまむ・押すなどの動作から、料理、裁縫などの複雑な動きもこなしたくさんの役割を果たしています。また、手話やサインのような表現や情報を伝達する動作として使用することもあります。

ヨガでは、瞑想を深める際に親指と人差し指の先を触れて輪を作り、他の指3本は真っすぐ伸ばすmudra(ムドラー)という手印(ジェスチャー)がありますが、このジェスチャーは体の健康や心のバランス、そして精神的な覚醒を促してくれるとされています。
現代人は手を酷使している

現代人は家事などの日常動作に加えてスマホやパソコンの操作をしている時間が長く、手を酷使していると常に手指の筋肉が緊張状態となります。手・指・手首は曲げて使うことが多いため、曲げる筋肉ばかりに疲労が溜まります。また、手や指の動きを腕や肩、首などでかばうことでも肩コリ、首コリなどにつながることがあります。
手と脳の関係

手は全身の中で小さな部位ですが、手と指を動かすために働く脳(大脳)の領域は約3分の1を占めると言われています。右手は倫理的な思考を司る左脳に、左手はイメージ力などに関わる右脳に関わるといわれています。
手と指の動作を指令する運動野は全体の約3分の1、手と指の感覚を指令する体性感覚野は全体の約4分の1を占めており支配領域が大きいことが分かります。
手指&手首を動かす筋肉
肘から手首までを前腕と言い、その先が手指です。前腕から手にかけて掌にも複数の筋肉があります。
手首を曲げる主な屈筋
荷物を持つ時などに使う筋肉

手首を反らす主な伸筋
フライパンを持つ時などに使う筋肉

手の平、指を曲げる主な筋肉
ペンを握る、スマホの片手操作時などに使う筋肉

これらの筋肉の疲労が蓄積し、硬くなることによって肩まわりの動きに影響することがあります。
ほぐしストレッチですっきりケア
ここからは誰でも簡単にできる手・指・手首ストレッチをご紹介します。仕事中に首肩に疲れを感じた際、ぜひやってみてください。
指ほぐし
<やり方>

1)指を1本ずつ根元から包み1本の指全体を温め、ほぐすように優しく伸ばす
手の平&腕のストレッチ
<やり方>

1)床に座った姿勢から手の平を床につけて腕の内側を前に向ける
2)指、手の平、腕の内側を5~10秒伸ばす。手首がつらければ手の平の下にクッションなどを置いてもOK
手の甲&腕のストレッチ
<やり方

1)床に座った姿勢から手の甲を床につける
2)手の甲と腕、肩まで心地よく伸びる所で5~10秒伸ばす。手首がつらければ手の甲の下にクッションなどを置いてもOK

姿勢は立ったままでも、椅子に座ってもOKです。
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