目疲れ・首肩コリ・片頭痛もすっきり!反射区を刺激&転倒しない足指に【陰ヨガのトウストレッチ】

 目疲れ・首肩コリ・片頭痛もすっきり!反射区を刺激&転倒しない足指に【陰ヨガのトウストレッチ】
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西川尚美
西川尚美
2022-02-07

朝から目がぼや~としたり、肩周りが重い感じだったり、首肩コリからの片頭痛もあって…なんだかダルい。そういえば昨晩は良く寝られなかった?手足など末端も冷えていませんか? そんな時は、陰ヨガのトウ(足指)ストレッチポーズを行いましょう。視界もすっきり、足元はポカポカ、マインドも軽くなるポーズです。

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以下のチェック項目、いくつ当てはまりますか?

☑ ヒール靴が好き。職場でもヒール靴を履いている。
☑ 足指を器用に動かせない。
☑ 小指は丸まり、爪はものすごく小さい。
☑ カーペットやヨガマットにつまづくことがある。
☑ 1年以内に転倒した事がある。
☑ 片脚立ちで靴下が履けない。
☑   足指ジャンケンをやったことがない(もしくは苦手)。
☑   タダーサナ(両足で立つポーズ)で大きく揺れる。
☑   片脚のバランスポーズが苦手。

これらの項目、当てはまるものが多い人は足指の機能が低下しています。今すぐ足先ストレッチを開始して足先の感覚を取り戻しましょう。

陰ヨガの足先おすすめストレッチ

陰ヨガのトウストレッチ、アンクル(足首)ストレッチを紹介します。きちんと動かせるように、足先を目覚めさせましょう!アキレス腱のストレッチにもなります。また、病気に対して特に効くツボ「八風」を刺激するストレッチでもあります。

八風
八風(奇穴……病気に対して特に効くツボです)/AdobeStock

なぜ足指や足首の機能改善が大切なの?

①   足指の力は歩行に大きく影響する

「歩く」を科学でひも解くと、人間の足趾の主な機能は、つかむことと歩行すること。立位姿勢の保持や歩行時の立脚後期における推進にとって重要であると言われています。足指把握力が低い人は速度、バランス、歩幅など数値が低い結果に。足指、足首の可動を良くすると歩行が改善します。力強い一歩の為にストレッチしましょう。

参考)Vol.41 Suppl. No.2 (第49回日本理学療法学術大会 抄録集)

②   2-3cmの高低差で転倒しない足指に

実は転倒事故は室内で起こりがち。原因はたったの2-3cmの高低差と言われているのですが、このちょっとした段差に躓き、転倒すると大けがにつながることも。足指を意識的に動かして、日ごろから備えておくことが大切です。

参考)「歩行時の Toe clearance と足趾把持力について―転倒予防の観点から」MASAYUKI SOMA, RPT,MS

③   足指、指を刺激することで、反射区である首肩、眼を活性化することができる

リフレクソロジー療法とは、足の裏・掌てのひら・耳にある反射区と呼ばれる点を刺激し,それぞれの反射区とつながっていると考えられる内臓や内分泌腺の活性化を促す療法。反射療法です。足指はちょうど眼、首、肩。ぐーっと伸ばすだけで、スッキリとします。

足裏
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④ 末端冷え性を改善できる

血行改善で足先ポカポカ。末端冷え性も改善すると心にも影響がでるという結果も。身体が温かいと動きやすくなり、気持ちも安定します。

参照)20代〜60代の女性500人に聞く「冷え性」調査(江崎グリコ株式会社)

⑤足指、足裏にある「深部知覚器官」は鈍化しやすい

私達は深部知覚細胞というを知覚器官を身体中に持っています。その存在があるからこそ、バランスだけではなく、手足がどこにあるか、自分がどんな格好でいるか、を知る事ができます。足指や足裏の深部知覚細胞が重心バランスを知らせてくれ、そのフィードバックによって歩く為に必要な筋肉に指令が行き、重心移動をします。使わなかったり加齢によって鈍化していきますので、日ごろから足先・足首のストレッチをして、足裏鈍化・不動化を防ぎましょう!

陰ヨガ~トウストレッチのやり方

①足指を立てて、正座で座り、1~3分キープする。もし、膝が痛い場合は立膝のままでもOKです。

トウストレッチ1
膝

②深く伸ばせる方は前方に膝をずらす。
※つま先が痛い方は、ブロックかクッションの上に座りましょう。

ブロック

③片脚立ちになり、右はアンクルストレッチ、左はトウストレッチ。左右入れ替えて、両方行います。

 

アンクル

④椅子を使って、膝とつま先に優しく行うこともできます。

椅子

まとめ

ポーズの時間は1分から3分、左右行ってください。間に休憩を1分いれるとまた気の流れが感じられて、リラックスできます。最後にシャヴァ―サナを3分から5分行いましょう。

陰ヨガでは全てのポーズをじっくり1分から5分行います。いつもより時間をかけてじっくり行うことで、イマココに戻って、体調や心の状態を観察しましょう。時間は目安ですので、自分が気持ちいいと思うだけ行ってください。

※鋭い痛みは危険な信号です。すぐに専門医療機関の医師にご相談ください。無理をして骨折しないようご注意ください。

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西川尚美

西川尚美

西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」



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