ガチガチの股関節・お尻を深~くゆるめる【寝ながらできる片脚ストレッチ】

 ガチガチの股関節・お尻を深~くゆるめる【寝ながらできる片脚ストレッチ】
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HINACO
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2025-06-20

「なんだか腰が重い」「寝起きに脚がだるい」「同じ姿勢で座っていると、左右どちらかの腰が痛くなる」そんな日常のちょっとした不調を、見逃していませんか?これらの違和感は、股関節やお尻のまわりの筋肉がこわばっていたり、骨盤の位置に左右差が出ていたりするサインかもしれません。今回は、仰向けに寝た状態でできる片脚ストレッチをご紹介します。じんわりと股関節を開いていくこのシンプルな動きは、お尻の奥までほぐれ、骨盤の左右差にもやさしくアプローチできるケア法です。動かずとも体が整っていく気持ちよさを、ぜひ一度体験してみてください。

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実は多い、左右差による体の不調

このストレッチの特徴は、“片側だけ”に集中して行うこと。だからこそ、自分でも気づいていなかった体の左右差に向き合うチャンスになります。

たとえば、右は簡単に膝が床の方へ落ちるのに、左は突っ張って動きにくい。あるいは、引き寄せたときに片側の腰だけ浮いてしまう……。それはつまり、日常の中でどちらかに偏って体を使っているサインです。買い物袋を持つ手、スマホを見る角度、足を組む癖。毎日の小さな習慣が、少しずつ体のバランスを崩し、不調の原因になっていきます。このストレッチを通して左右の違いに気づき、少しずつ整えていくことが、自然な姿勢と快適な動きへの第一歩になります。

このストレッチはどこに効くの?

片脚ストレッチは、仰向けのまま力を抜いて行えるため、体の深部までじっくりとアプローチできます。特に伸びを感じやすいのは、次のような筋肉たちです。

•お尻の筋肉(大臀筋・中臀筋・梨状筋):膝を外に開くことで、お尻全体にゆるやかなストレッチが入ります。
•股関節の外旋筋群:股関節を外に回す働きを持ち、硬くなると脚の動きや骨盤のバランスに影響します。
•太もも裏・内もも:反対側の脚を伸ばして行うため、自然とハムストリングスや内転筋も心地よく伸びていきます。

姿勢や呼吸にもつながる、ストレッチの効果

お尻や股関節まわりの筋肉が硬くなると、骨盤が傾き、姿勢にも影響します。たとえば、お尻が張って骨盤が後ろに傾くと、背中が丸まり、呼吸も浅くなりやすいです。逆に、股関節が硬くて骨盤が前に倒れると、反り腰になって腰の負担が増えてしまいます。

このストレッチでは、骨盤まわりをやさしくほぐすことで、自然と骨盤が本来の位置に戻りやすくなります。すると背骨も伸びやすくなり、呼吸も深く入りやすくなるという好循環が生まれます。体の土台をゆるめるだけで、姿勢と呼吸の質が変わるという実感が持てるのも、このストレッチの大きな魅力です。

姿勢不良
イラストAC

こんな人におすすめ

•座っていると腰が疲れる・左右どちらかに傾きやすい人
•お尻や太もも裏に常に張りを感じている人
•股関節の硬さや詰まり感が気になる人
•骨盤のズレや歩き方の違和感がある人
•姿勢を整えたいけど、ハードな動きは苦手な人

片脚ストレッチのやり方

①仰向けに寝転がり、右膝を胸の方へ引き寄せます。

ハーフハッピーバイビー
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②右手で右足の裏側を内側から掴み、膝を脇の下へ引き寄せます。床に対して脛を垂直に立てるイメージで引き寄せ、足を開く必要はありません。
もし足裏に手が届かない方は脚の裏にタオルなどを引っ掛けて同じように行ってみてくださいね。反対側も同様に行います。

ハーフハッピーベイビー
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動画で動きを確認したい方はこちら

股関節周りをほぐして、下半身の巡りを促すストレッチ

 

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